バレー男子、５２年ぶり五輪メダル獲得へ始動 世界ランキング５位とお家芸復活の兆し ブラン監督「パリで歴史つくる」

集合写真に収まる（２列目右から）ブラン監督、（１人おいて）石川、高橋、西田らバレー男子代表＝７日、東京都北区（夕刊フジ）

バレーボール男子日本代表が７日、五輪シーズンにむけた始動会見。４大会ぶりに自力で五輪出場権を獲得し、７月開幕のパリ大会では１９７２年ミュンヘン大会の金メダル以来、５２年ぶりとなるメダル獲得が目標だ。

昨年はネーションズリーグ（ＮＬ）で３位になり、主要国際大会では４６年ぶりの表彰台に乗り、もっか世界ランキング５位とお家芸復活の兆し。フィリップ・ブラン監督（６３）は「昨年はいいチームだと示した。今年はより素晴らしいチームにならなきゃいけない。パリでは歴史をつくる」と意気込む。

今月下旬に始まるＮＬには１６人を招集したが、「五輪代表の１２人と１人の補欠の選出はＮＬ終了後に行う」とブラン監督。主将の石川祐希（２８）＝ミラノ、高橋藍（２２）＝モンツァ＝の海外組はイタリアのシーズンを先月末に終えたばかりで、今月２１日開幕のＮＬリオデジャネイロ大会には出ず、６月４日からのＮＬ福岡大会から合流する。

ＮＬにフル参戦する西田有志（２４）＝パナソニック＝は、まだ五輪出場が決まっていない女子代表の主将で妻の古賀紗理那（２７）＝ＮＥＣ＝に言及。「夫婦で行けたらうれしい。西田家はバレーになると血走りますからね。その血が入っていますから」と笑わせる余裕を見せていた。　（久保武司）