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今永昇太、7回ノーノーも95球降板 指揮官は弁明「ショウタを大事にしたかった」

Full-Count / 2024年9月5日 11時16分

カブス・今永昇太【写真:Getty Images】

■カウンセル監督「100%ショウタの大事を取ったからだ」

【MLB】カブス 12ー0 パイレーツ(日本時間5日・シカゴ)

 カブスの今永昇太投手は4日(日本時間5日)、本拠地・パイレーツ戦で7回無安打無失点と好投し、今季12勝目を挙げた。チームは継投によるノーヒットノーランを達成。今永の降板について、クレイグ・カウンセル監督は「あの状況であれば、いつだって難しい。ショウタ(の体調)を大事にしたかった」と弁明した。

 今永は走者を出しながらも粘った。初回、失策で出した1死一塁では遊ゴロ併殺打に。2回は2四球も痛打を許さなかった。6回は味方の2失策で得点圏に走者を背負ったが、ピンチで脱した。7回95球(ストライク66球)を投げて無安打無失点。7奪三振2四球だった。防御率2.99。日本投手が1年目に12勝を挙げるのは2023年千賀滉大(メッツ)に並んで日本人歴代7位だ。

 チームは8回からピアソンを投入。球場からブーイングもあった。カウンセル監督は「100%ショウタの大事をとったからだ。私たちは、彼に正しいことをしたかった。(代えることは)楽しくないことだ。だけど、今後どうなるかわからないから、選手の健康を優先した」と話した。

 今季の投球回は153回1/3。DeNA時代の2019年には170回を投げているが、異国での1年目だ。「彼には健康でいてほしい。彼は素晴らしい仕事をしている。実は彼はノーヒッターをしていることに気が付いていなかったんだ。6回が終わった時点でトミー(ホットビー投手コーチ)と話し合った。私たちは正しいことをした」と続けた。

 球数が100球を超えたのは今季2試合だけ。自己最多も103球となっている。指揮官は「重要な試合にまだ先発する予定だ。そして、長期的な目線で健康面の助けになればいいと思った」と語った。「グレートな投球だった。ストライクを投げまくっていた」と称賛することも忘れていなかった。(Full-Count編集部)

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