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狙いはお年寄り!? トリオ漫才のホープ“鱒之介”単独ライブレポート

ガジェット通信 / 2017年4月5日 21時30分

4月2日、大阪市のよしもと漫才劇場で若手お笑いトリオ鱒之介の2年ぶりの単独ライブ『ますのすけ宴』が開催された。

よしもと漫才劇場は吉本興業の聖地、なんばグランド花月のほぼ向かいにある小劇場で、若手や中堅のタレントが腕を競い合う、いわばお笑い界の登竜門。西村孝範、梶川聖司、上谷明慶のアラサー三人からなる鱒之介もそうした競いの場でもまれ、成長してきた若手のホープである。

この日、約300席の客席は老若男女(ややお年寄りが多めだったが)の観客でほぼ埋め尽くされており、鱒之介に対する期待度の高さがうかがえた。演目は全寮制の男子高校生あるある漫才や居酒屋コント、『CoCo壱番』激辛カレーチャレンジ、乳首ばさみなどバラエティー番組的なコーナーと多種多様。

「脱寮するならセキュリティの甘い寮長先生の誕生日」

と体験談かのようなネタはいかにも若々しい鱒之介らしく、上々のウケだ。

転換時にメンバーが歌ったと思われる気持ち悪い『赤いスイートピー』(松田聖子)、『ギプス』(椎名林檎)を流していたのも細やかな気遣いで良かった。

ネタの題材がやや古いせいもあるが、彼らの笑いは同世代の若者よりは、若かりし日を懐かしみたい世代によりウケる方向性かもしれない。なぜか弟のような、息子のように感じて応援したくなってしまう独特の雰囲気を醸し出しているのも強みだと思う。

後半では先輩芸人の“ラフ次元”梅村賢太郎がゲストMCとして出演していたが、鱒之介に接する顔の嬉しそうなこと。そう言えば知り合いの芸人プロモーターも「僕の担当じゃないんですけど、応援したくて企画に協力してるんですよ」と言っていたっけ。まだまだ人気トリオとまでは言えない彼らだが、業界にもファンにも熱心な応援者が確実に存在する。

今後も自分たちのセンスを信じて芸の道を邁進していただきたいものだ。

※一部の画像を『吉本興業』オフィシャルサイトから引用しました

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