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ユマ・サーマン、映画『キル・ビル』がどのように女性を力づけたかについて語る

ガジェット通信 / 2017年7月6日 8時0分

7月2日(現地時間)、クエンティン・タランティーノ監督の映画『パルプ・フィクション』や映画『キル・ビル』で最もその名を知られているユマ・サーマンが、カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭のステージ上でのインタビューで、『キル・ビル』が女性に与えたポジティブな影響について語った。

「私のところにやって来る女性で、この映画が彼女たちの人生の助けになったと言う人がいます。その事実を分かち合いたいと思っているのです。彼女たちが抑圧されていると感じているのか、あるいは苦労しているのか、または悪い恋人がいるのか、それとも自分自身に嫌気がさしているのかはわかりませんが、この映画は、彼女たちに生きようとする力を与える助けになりました。それは、私がこの作品に関わって最も喜ばしいことのひとつです」とサーマンは語った。

また、『キル・ビル』でサーマンが演じた暴力的な役柄を、僧侶であるサーマンの父親はどう見ていたかについて、彼女は「覚えていません。女優の父親になるということは、おそらく簡単なことではありません。たぶん、奇妙なものです」と述べた。

出演作品の中で、サーマンの3人の子どもたちが一番好きな映画は何かという質問には、劇場のバルコニーに座っていたサーマンの息子、ロアン・サーマン=ホークによる「パルプ・フィクション!」という叫び声によって中断された。

まもなく彼女のブロードウェイデビュー作となるボー・ウィリモンの舞台劇『The Parisian Woman(原題)』について、サーマンは「フランスの笑劇をベースにした現代ドラマで、面白くスマートな作品です。今日のワシントンに関して……おっと痛い!」と語った。インタビュアーであるマレック・エベンによる、ウィリモンのドラマ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』は今日のワシントンD.C.の現実とは一致しないという意見に、サーマンも同意した。サーマンは「これはあくまでエンターテイメント。現実はもっと残酷で恐ろしいものです」とコメントした。

サーマンは、自身がこれまでに働いたことのあるウディ・アレンを含む監督たちについて議論した。サーマンは、アレンは捉えどころのない人物で、一緒に働くのは「恐ろしい」ことだと警告されていた。「彼は率直で明快で簡潔な人でした。私は心から感銘を受け、安心して働くことができました」とサーマンは語った。

最近、映画『The House That Jack Built(原題)』で一緒に働いたラース・フォン・トリアーについて尋ねられると、サーマンは「ラースのことは大好きです。ラースはとにかくワイルドな男性で、彼もそう言われることを誇りに思うでしょう。私はラースのことが好きです。とても複雑なアーティストですけれども」と述べた。

映画『ニンフォマニアック』でラースが脚本に「動物の叫び声」と書いた部分をどう演じたかについて、サーマンは「すごく難しかったです。誰にとってもだと思いますが」と語った。「何度か試しました。彼には50種類の動物の叫び声が必要です。彼と一緒に仕事をした最近の作品では、私は『不気味な微笑み』を求められました」(サーマン)。

サーマンが「ある視点」部門の審査員を務めたカンヌ国際映画祭や、映画への貢献で賞を受賞したカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭のような映画祭に出席する理由を問われ、サーマンは「このような映画祭は90分あるいは120分の物語を支え、推進し、持続させるために必要なものです。これは、私が夢中になったドラマチックなストーリーテリングの手法です。それを続けるのは大変です。そのサポートの一部に過ぎません」と語った。

サーマンは観客に、『キル・ビル』が女性たちの人生における困難を乗り越える助けになったと語った。(写真提供:Miramax)

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