アギーレ新監督、来日会見要旨
ゲキサカ / 2014年8月11日 21時21分
日本代表のハビエル・アギーレ新監督が11日、来日し、都内のホテルで記者会見を行った。
以下、会見要旨
●ハビエル・アギーレ監督
「みなさん、こんにちは。まずはじめに日本サッカー協会の大仁会長、原専務理事に心から御礼申し上げたい。今回、代表監督として声をかけていただいたことをとてもうれしく思っているし、名誉であると思っている。実は南アフリカW杯が終わったときに一度、声をかけてもらった。ただ、そのときは個人的な事情で受けることができなかった。家族の都合というか、私の子供がスペインの大学で学んでいたので、日本に来ることができなかった。そのあとも日本サッカー協会の方といろんな連絡を取っていた。その結果、ブラジルW杯が終わったときに日本サッカー協会から再度、アプローチがあり、合意に至った。そしてここにいるという次第だ。
日本という素晴らしい国で代表監督をやれること、素晴らしい選手の多い国で代表監督をやれることをうれしく思っているし、2018年のロシアW杯には是非出場したいと思っている。同時にユース世代の選手育成にも関心を持っている。例えば五輪代表など、そういうところにも目を向けながら、代表監督の責任を果たしたい。間近に試合が迫っている。9月5日にウルグアイとの試合が迫っている。チーム全体で練習するには時間が足りないかと思うが、やる気はいっぱいだ。できる限りがんばって試合をしたい」
―選手選考で重視するポイントは? 言葉の面で難しいところがあると思うが?
「将来性のある選手を呼びたいと思っている。代表チームに入ることに意欲的な選手、そして国を背負ってプレーする気持ちを持っている選手を選びたい。選手として、個人ではなく、チームとしてプレーできる選手、そして試合に貢献できる選手を選びたいと思っている。
言葉ができないことは障害にはならないと思っている。サッカーをする人間にとって、ボールが共通語だと認識している。言葉があまり話せなくても問題ないと思っているし、通訳の力を借りることもある」
―世界のトップの国と日本にはどれぐらいの差があると考えているか?
「トップの国というのはおそらく4か国か5か国だろう。ドイツ、ブラジル、イングランド、スペイン、イタリアなどがそれにあたると思う。日本とどこが違うのかと言えば、タイトルを獲ったことのある国だと言える。例えば、技術的に素晴らしくても、オランダはタイトルがない。日本もおそらくそうだと思う。素晴らしい選手がそろっているからその4、5か国が素晴らしいということではない。世界トップレベルの4か国、5か国との唯一の違いは、タイトルがあるかないか、それだけだと思っている」
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