アギーレ新監督、来日会見要旨
ゲキサカ / 2014年8月11日 21時21分
―日本の過去のW杯での最高成績は決勝トーナメント1回戦だが、ロシアW杯でそれ以上に行く可能性は秘めていると思うか?
「日本はロシアW杯に進むポテンシャルを持っていると思う。過去にも何回かW杯本大会まで行っている。日本国内のリーグも非常に良くなっていると思うし、五輪世代について言えば、ロンドン五輪で試合を見たが、非常に優秀な選手がいると思っている。次の五輪代表チームにも(2016年の)リオデジャネイロを目指してがんばってもらいたいと思っている。また、日本代表に関しては、欧州のクラブで非常に良い仕事をしている選手たちがいる。そういうこともあり、次のロシアW杯を目指すというのは自分にとって価値のあるプロジェクトだと思って、仕事を引き受けた。日本の選手たちは非常に真剣で、非常にいい選手がそろっていると思っている」
―日本の印象は?
「日本に初めて来たのは1996年で、メキシコのチームを率いて来日した。そのときは親善試合を2試合行い、横浜、鹿島と対戦した。次に来日したのは2002年の日韓W杯で、そのときには約40日間、日本に滞在した。今回、妻と息子を日本に連れてきた。東京に住むつもりだ。まずできるだけ数多くのJリーグの試合を見たいと思っている。日本の文化については、メキシコもスペインも日本から離れているが、日本の情報はかなり入ってきている。今回、来日するにあたって、日本がどのような国か、どのような習慣があるのか、そういうことに関して書いてあるものをたくさん読んできた。自分の職業はサッカーなので、サッカーが一番だが、それ以外の文化的なものも妻や息子といろいろ試してみたいと思っている。我々は日本に長く住むことを望んでいるし、楽しみにしている」
―監督としての哲学は? 日本で試してみたいことが具体的にあれば?
「サッカーの哲学に関しては非常にシンプルだと思う。とにかくたくさん走る、いいプレーをする、そして勝利をおさめる。これに尽きると思う。それが私の哲学。チームに望むのは、自分たちは国を代表して、国を背負って戦っていることを常に肝に銘じてもらいたいということ。私は過去に選手としてW杯にも出場しているし、監督としても関わったが、代表チームの一員というのは、各自が責任を持って自分の責務を果たす。それが一番重要なことだと思う。
プライベートなことについては、私もそうだが、妻も息子も旅行が好きなので、いろんな人に会いたいし、いろんな場所を訪れてみたいと思っている。日常的に街に出て、いろんな人と交流したい。日本は何千年という歴史を持っている国だが、日本の情報は欧州ではあまり知られていない。一般人としていろんな人たちと交流し、この国の知識を増やしていきたい」
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