「チーム力で勝った」G大阪 途中出場で劇弾の佐藤「やっと貢献できた」
ゲキサカ / 2014年11月22日 23時16分
[11.22 J1第32節 浦和0-2G大阪 埼玉]
電光石火のカウンターで浦和を沈めた。ガンバ大阪は0-0で迎えた後半43分、自陣ゴール前での相手FKからボールを奪い、速攻に出る。FWリンス、MF阿部浩之のパス交換からリンスが左サイドを抜け出し、PA内に進入。DFを引き付け、マイナスに戻したボールをFW佐藤晃大が右足でゴール右隅に流し込んだ。
「リンスがドリブルで突っかけて、相手を引きつけてくれた。リンスとは練習でも2トップを組むことが多いし、絶対に来ると思っていた」。ともに途中出場で2トップを組んだ2人で奪った決勝点。ベンチからも選手が飛び出し、歓喜の輪が広がった。「絶対に点を取ろうと思っていた。今までチームに貢献できていなかった。やっと貢献できた」。大一番で生まれた8試合ぶりとなる今季2得点目に佐藤は安堵の笑みをこぼした。
12年10月に右膝前十字靭帯損傷で全治8か月の重傷を負い、チームがJ2を戦った昨季は5試合の出場にとどまった。今季もシーズン序盤は先発の機会が多かったが、なかなか結果が出ず、FW宇佐美貴史が故障から復帰し、夏にFWパトリックが加入してからはベンチスタートの試合が続いていた。
「チャンスは監督がくれていた。なかなか結果が出ない中でも、途中からでも使ってくれていたし、申し訳ないと思っていた。恩返しというか、結果でしかそれは返せない。でも、まだ今日1日だけ。残り試合は少ないけど、もっともっと点を取って勝利に貢献したい」
ナビスコ杯でタイトルを獲得し、天皇杯も準決勝まで勝ち残っている。リーグ戦も首位・浦和に勝ち点2差と肉薄し、いよいよ3冠の可能性が現実味を帯びてきた。「天皇杯もナビスコ杯もチーム全体で勝ち抜いてきた。だれが出ても活躍できるいいチームだと思う」。そう胸を張る佐藤は「みんな『3冠を絶対に点を取る』と話している。チーム全体で3冠を意識している」と力を込める。
後半アディショナルタイムにダメ押しゴールを決めたMF倉田秋も途中出場の選手だった。倉田のゴールをアシストしたMF今野泰幸は「途中から出てきた選手が仕事をしてくれて、チーム力で浦和に勝った。うちのほうがサブの質が高い」と、頼もしい控え選手たちに感謝していた。
(取材・文 西山紘平)▼関連リンク
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