アジア杯辞退直前に内田が語ったクラブと代表への思い
ゲキサカ / 2015年1月1日 14時30分
故障の影響でシーズン開幕に出遅れたシャルケのDF内田篤人だが、9月23日に行われたブンデスリーガ第5節のブレーメン戦でブラジルW杯以来の公式戦復帰を果たすと、その後のリーグ戦は全13試合にフル出場し、UEFAチャンピオンズリーグを含めた連戦をほぼ休みなく戦ってきた。
帰国後の12月26日に実現したインタビュー時点では日本代表のアジア杯メンバーに招集されていたが、2日後の28日、正式に不参加が決定。右膝に不安を抱えたまま乗り切ったシーズン前半戦を振り返り、日本代表に招集されながら万全の状態でいられないことへの葛藤、クラブと代表の間で悩める胸中をゲキサカ独占インタビューで語ってくれた。
―ブンデスリーガの前半戦は8勝3分6敗の5位で折り返しました。
「勝ったり負けたりという波がある前半戦でしたね。去年も一昨年もそうだったんですけど、チームとしてそういう波がなくなってきたら、もっと上に行けるんだろうなと思います。内容があまり良くない試合も多かったですし、内容がしっかり付いてくれば、結果も(連勝という形で)つながっていくのでしょうが、内容が良くなくても勝ったりしているから、そういう波が出てくるのかなと。もちろん、勝つことはいいことなんですが」
―第5節のブレーメン戦で今季初出場を果たし、チームも今季初勝利を飾りました。復帰戦を前に特別な気持ちはありましたか?
「特にそこまではなかったですね。普通にやればいいと思っていましたし、復帰したばかりだったので、抑えるところは抑えながらという感じでした」
―続くドルトムント戦にも勝って波に乗るかと思いましたが、なかなか結果が続かず、10月には監督交代もありました。シーズン序盤での監督交代をどう受け止めましたか?
「もちろん責任は選手にありますし、監督に申し訳ないという気持ちはありましたが、チームがそこで終わるわけではないですし、ブンデスリーガもチャンピオンズリーグも続いていました。(監督交代は)良いことではないですし、慣れてはいけないことですが、それによって動揺するということはなかったですね」
―新しく就任したロベルト・ディ・マッテオ監督はどんな監督ですか?
「速さを求める監督ですね。『速攻やサイドチェンジは速く』と言われます。そんなに難しいことは言わないです」
―同じイタリア人でも前日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏とは違いますか?
「静かに指示する感じは似ていますけど、監督はそれぞれ違いますからね。どこの国の監督とか、そういうことで区別することはあまりないですね」
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