アジア杯辞退直前に内田が語ったクラブと代表への思い
ゲキサカ / 2015年1月1日 14時30分
―代表引退も考えると話していた気持ちに整理は付いたんですか?
「そのままさらっと流れてくれればよかったんですけど、いろいろ書かれたので……。そもそも自分が言ったから悪いというか、ある程度そういうことも覚悟して言ったんですけどね」
―コロンビア戦の直後になぜああいう質問が出たのでしょう。
「いや、自分で言ったんですよ。(テレビインタビューで)『4年後、またがんばってほしいです』と言われたので、『4年後はやっているか分からないですし』と答えたら、『そうなんですか?』と突っ込まれただけで(笑)。でも、そこで言わずに、またどうしようかな、どうしようかなって4年間続けるなら、あそこで言うことで、その後に『やります』となれば、自分の性格として絶対にもうやめないから。未来の自分に向けて『あのときやるって言ったんだから、4年後までしっかりやるべきじゃないの?』と追い込むためという意図もあったんです」
―ブラジルW杯の前にはリハビリ中に支えてくれた人たちのことを思って、「W杯は自分のためだけではない」と話していました。
「結果がすべてなので。勝てなかったら意味がないですし、試合には全部出ましたが、結果が一番欲しかったですね」
―「恩返し」という意味では、ブラジル大会で果たせなかった分も次の代表でという気持ちにはならなかったですか?
「そこはあまり関係ないですかね。前の大会、次の大会というのは自分の中では関係ない。あの大会はあの大会で終わりです。
でも、代表チームとして、監督が替わったから、それまでの流れを断ち切るというのは違うと思っています。(11月の代表合宿で遠藤保仁や今野泰幸ら)ザッケローニ監督のときに呼ばれていた選手をアギーレ監督が招集したことに批判が起こる意味が分からないです。監督はその時点でベストの選手を呼んでいるだけなのに、それを『戻った』というのは違うと思いますし、戻ったらダメなのかと。4年後のことを考えて若い選手を呼んだほうがいいという意見があるのは分かりますが、(年齢が)上の選手がどいて、どうぞじゃないですから。下が突き上げてこないと意味がないですし、そのレベルに達していないのに代表でプレーできるわけがないと思います」
―下からの突き上げが物足りないと感じているんですか?
「そういうことではないです。サイドバックでいえば、(酒井)高徳も(酒井)宏樹もすごくいい選手です。高徳はあんなに若いのに、あれだけ技術があって、走れて、強さもあって、本当にすごいと思いますよ。もうちょっといいチームでプレーしたときにどうなるかでしょうね。落ち着きもありますし、あの若さを考えれば、本当にすごいと思います」
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