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[関東]シュート4本で2発の駒澤大が桐蔭横浜大下す、“ビタミン剤”となる勝利

ゲキサカ / 2015年4月5日 23時31分

[関東]シュート4本で2発の駒澤大が桐蔭横浜大下す、“ビタミン剤”となる勝利

[4.5 第89回関東大学リーグ 駒澤大2-1桐蔭横浜大 駒沢]

 第89回関東大学サッカーリーグ戦1部・第1節の2日目が5日に各地で行われた。東京・駒沢オリンピック公園総合運動場・陸上競技場での第1試合では駒澤大と桐蔭横浜大が対戦。シュート4本で2得点を挙げた駒澤大が2-1で勝利を収め、白星を獲得した。

 試合後、駒澤大の秋田浩一監督は「サッカーのゲームには負けたけど、勝負には勝った」と苦笑い。故障の影響で多くの主力選手を欠くなか、15本のシュートを浴びながらも最小失点に抑えた。指揮官は「あの内容からいえば、失点も仕方なかった。あそこで耐えて耐えてというのは、そのうち財産になっていく。今のうちのチームには、勝つのは“ビタミン剤”のようなもの」と勝ち点3を喜んだ。

 この日の一戦。立ち上がりから押し込まれると、決定機をつくれずに苦しい時間が続いた。それでもGK積田景介(4年=市立船橋高)が好セーブをみせ、ゴールラインを割らせない。前半30分過ぎからは怒涛の攻撃に耐え忍ぶ。サイドから攻め込まれたが、相手のシュート精度に助けられた。

 すると、ピンチの連続で迎えた前半終了間際アディショナルタイム1分。PA手前左で相手のハンドからFKを獲得。MF平野篤志(4年=大宮ユース)が蹴り込んだボールをゴール正面のMF吉岡雅和(3年=長崎総合科学大附高)がDFと競り合いながらも頭で叩き込んだ。前半を1-0で折り返した。

 迎えた後半も立ち上がりから、危ういシーンの連続。それでも積田が好セーブをみせるなど、相手のシュートはクロスバーやポストを叩く。すると、後半8分に守備一辺倒だった駒澤大が追加点。ドリブルで持ち込んだ平野のアシストからFW菊池将太(4年=浦和東高)が強烈なヘディングシュートを叩き込んだ。

 敵将・八城修監督は、この得点に「平野選手と菊池選手の特長が活きた素晴らしいシーンだった」と脱帽。駒澤大・秋田監督は「平野から菊池のところしか、点を取る方法がない。あとはセットプレー。それしかない。相手が分かっていてもそれでやるしかない」と話したが、まさにその“2つの武器”で2発を奪った。その後、終了間際に失点するも、2-1で逃げ切った。

 2アシストの平野は「少ないチャンスをゴールにできた。チームとしてまだまだだが、なかなか点が入らない中で最後まで粘ったというのは今までの練習があってのもの」と胸を張り、「内容よりも勝つためにと全力でやった。その結果、勝ててよかった」と微笑んだ。

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