[関東]国士舘大が明治大を下して4節連続の首位キープ、流通経済大は法政大との上位対決制す!!:第10節

JR東日本カップ2015
第89回関東大学サッカーリーグ戦1部

　JR東日本カップ2015　第89回関東大学サッカーリーグ戦1部の第10節が23日と24日に各地で行われた。首位に立つ国士舘大は明治大に1-0で勝利し、勝ち点を19に伸ばした。首位と同勝ち点の2位・流通経済大は3位・法政大との上位対決を2-0で制した。得失点『2』差で流通経済大を上回った国士舘大が4節連続での首位をキープしている。

　前節・専修大戦(0-3)で7試合ぶりの黒星を喫した国士舘大。首位の座を守るためには落とせない一戦でしっかりと勝ちきった。後半25分にFW大石竜平(1年=清水桜が丘)のパスを受けたMF清水和哉(3年=正智深谷高)がドリブルで持ち込むとシュートを決めた。途中出場してから、わずか1分後に生まれた値千金のゴール。1-0の完封勝利を収めた国士舘大は、4節連続で首位の座を守っている。一方、敗れた明治大は7試合連続勝ちなし(3分4敗)で今季最低の8位へ転落した。

　上位対決となった2位・流通経済大と3位・法政大の一戦。前半6分にクロスバーに当たった跳ね返りをMF塚川孝輝(3年=広島観音高)が頭で押し込み、流通経済大が先制。さらに後半13分にはMF古波津辰希(4年=流通経済大柏高)が追加点を決めた。そのまま試合は終了。流通経済大は3連勝を飾ると、首位と勝ち点19で並ぶ2位の座をキープした。敗れた法政大は5位へ後退している。

　4位・順天堂大は先制されるも追いつき、11位・神奈川大と1-1のドロー。2戦勝ちなし(1分1敗)となったものの、4位を維持した。5位・慶應義塾大は、最下位の桐蔭横浜大に2-1で競り勝った。4戦ぶりの白星獲得で首位と勝ち点3差の3位へ浮上を果たしている。

　調子を上げてきているのが早稲田大だ。今節では駒澤大を1-0で下すと、3連勝を飾った。前半10分にFW宮本拓弥(4年=流通経済大柏高)の決めたゴールが決勝点。3戦1失点と守備陣の奮闘も光っている。一時は6戦勝ち無し(3分3敗)と苦しい時期もあったものの、3連勝で4位と勝ち点15で並ぶ6位に順位を上げている。

　また、前節では首位・国士舘大を3-0で下した専修大は中央大と対戦。PKで先制されるも、前半のうちに追いつくと、後半32分にはMF佐野弘樹(4年=桐光学園高)が逆転ゴール。2-1で逃げ切ると、今季初の連勝を飾った。敗れた中央大は2戦勝ち無し(1分1敗)で10位に順位を下げている。