[総体]統合・再編される伏見工、現校名で全国狙う伝統校が京都4強進出!
ゲキサカ / 2015年5月25日 22時21分
[5.24 全国高校総体京都府予選準々決勝 山城高 0-2 伏見工高 宝が池]
平成27年度全国高校総体「2015 君が創る 近畿総体」サッカー競技(兵庫)京都府予選準々決勝の山城高対伏見工高戦が24日に行われ、伏見工がMF木下聖也とFW巌太斗の得点によって、2-0で勝った。伏見工は5月30日の準決勝で久御山高と対戦する。
10年以来となるベスト8進出。4強に進むことになれば、6年前の選手権予選以来となる。伏見工のイレブンが「いつもは学校のグラウンドで試合をするので、スタンドがあって、お客さんがいるような場所での試合は久しぶりなので、試合前の選手たちは緊張していましたね」(牧戸万佐夫監督)というのも無理はない。
だが、試合開始から伏見工の選手たちは緊張を微塵にも感じさせないプレー。序盤からスコアを動かして見せる。前半6分、自陣でボールを持ったDF前田凌輝が前線にロングフィードを送り、ゴール前でMF唐崎世名がシュート。GKが弾いたボールを木下がPA右から押し込んで先制点を奪った。一方、山城は13分、右サイドでのスローインからMF腰山竜平がドリブルで中に切り込み、左のスペースへ展開。MF新枦大地が角度のない位置からシュートを狙ったが、伏見工GK南井駿が好セーブでCKに逃れた。前半は1-0で伏見工がリードして終了。牧戸監督が「相手の11番(腰山)が真ん中でボールをおさめられるので、そこを潰そう。また、DFラインも浅いので、オフサイドにならないように飛び出そう」という言葉通りの前半だったと言える。
後半、伏見工は攻撃のギアを上げて、チャンスを量産。11分、MF吉原佑綺のスルーパスから左を抜けたFW川勝未来が中に折り返し、ゴール前でフリーとなったMF古島蓮が合わせたがシュートは枠の右。19分にも川勝の突破から、木下がドンピシャでヘッドを合わせたがGKの正面に終わった。攻め続けながらも追加点の遠い時間帯が続いたが、22分に左を駆け上がったDF鈴木雄大のクロスをゴール前でFW巌が体勢を崩しながらも右足で合わせて勝負あり。2-0で勝った伏見工がベスト4進出を果たした。
今年で創立67年目を迎える伏見工は、02年度に全国高校選手権初出場を達成。05年には全国総体でも初出場を勝ち取るなど結果を残してきたが、近年は府大会でベスト16に進むのが関の山。過去には個の力を持った選手が多くいたが、近年は突出した選手がいなければ、中学時代に実績のある選手もいない。藤森中時代に現ジュビロ磐田の10年W杯日本代表MF松井大輔を育てた牧戸監督は「京都を勝ち抜くために、これまでは選手たちに多くのことを望んできたけど、要らないプレッシャーを与えていたせいで、潰してしまっていた」と振り返る。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
ユース取材ライター、森田将義記者が選ぶ「インハイ予選注目11傑」(東海・北信越編)
ゲキサカ / 2024年5月17日 20時0分
-
ユース取材ライター、森田将義記者が選ぶ「インハイ予選注目11傑」(関西編)
ゲキサカ / 2024年5月17日 19時40分
-
ユース取材ライター、森田将義記者が選ぶ「インハイ予選注目11傑」(九州編)
ゲキサカ / 2024年5月16日 21時23分
-
ユース取材ライター、森田将義記者が選ぶ「インハイ予選注目11傑」(中四国編)
ゲキサカ / 2024年5月16日 20時11分
-
終了間際の一撃はクロスバーをヒット。京都橘の注目エースFW宮地陸翔主将は「あそこで決め切る選手に」
ゲキサカ / 2024年5月10日 14時11分
ランキング
-
1ロッテは延長12回引き分け 佐々木朗希の162キロ、12奪三振の力投も勝利に結びつかず
スポニチアネックス / 2024年5月17日 22時4分
-
2市議会まで動かした大谷翔平…記念日制定に「生きる伝説」 SNS騒然「偉人の域」
Full-Count / 2024年5月18日 7時47分
-
3大谷翔平が家に飾っている人形が「胸アツ」 女性レポーターに明かした“2選手”
Full-Count / 2024年5月17日 18時10分
-
4大谷翔平 リーグ単独トップ&両リーグ最多タイ13号 大谷の日&父の62歳誕生日に3戦ぶり一発で祝砲
スポニチアネックス / 2024年5月18日 11時53分
-
5【バレーボール】「流れ変える役割果たせた」宮部がサーブで貢献 日本女子はドイツ破り開幕3連勝
スポニチアネックス / 2024年5月17日 22時46分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください