「近賀の後釜」との期待も…“右SB”京川「整理が付かない」
ゲキサカ / 2015年8月9日 8時12分
[8.8 東アジア杯 日本女子2-0中国女子 武漢]
1勝2敗の3位で大会を終えた日本女子代表(なでしこジャパン)。佐々木則夫監督が「チャレンジなでしこ」と称し、チームの底上げを図ったチャレンジの一つが、MF京川舞(INAC神戸)の右サイドバック起用だった。
全3試合で京川を右サイドバックで先発起用した佐々木監督は「スタミナがあるし、思い切りもある。1対1で無理が利く。ヘディングも強いし、体も強い」と、京川の特長を列挙し、本職ではないポジションで起用した意図を語った。
「いろんな経験をすることで、次につながる。痛い代償はあったが、それも学びとしてほしい」。初戦の北朝鮮(2-4)ではペナルティーエリア内のファウルでPKを献上。韓国との第2戦でも相手選手へのファウルで決勝点につながるFKを与えてしまった。
しかし、そもそもが未体験のポジション。ミスも含めたすべてが経験となる。佐々木監督は「近賀選手の後釜になれるような期待を込めて起用した。まだ近賀もがんばると思いますけどね」と冗談交じりに話しながらも、3試合で奮闘した21歳への期待をにじませた。
とはいえ、当の京川自身は複雑な表情を浮かべていた。所属するINACでは左サイドハーフでプレーしており、「左サイド(ハーフ)でできなかった悔しさがある」と率直に語った。「守備の1対1の対応もできなくはないのは分かった。守備は嫌いじゃないし、アシストも好きだし、やりがいは感じる。でも……」と、悩める心境を吐露した。
「分からないです。整理が付かない。(左サイドハーフで使われず)悔しいというのもあるので。自分の幅が広がるのはいいことだけど、そこの切り替えが自分の中でできてないのかな」。年代別代表ではエースとして活躍してきた京川。本格的な右サイドバックへのコンバートは、なかなか現実として考えられない様子だった。
(取材・文 西山紘平)
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