[大学選手権]12年高校選手権を沸かせた“桐光のディ・マリア”、中京大10番・橋本が左足で圧巻の一撃
ゲキサカ / 2015年12月9日 0時10分
[12.8 全日本大学選手権1回戦 仙台大 2-3 中京大 ゼットエー]
本人は「自分は打った瞬間入ったかなと分かった」と平然としていたが、ミドルレンジから左足で放たれたシュートは、ゴール上方から急激に落下してゴールネットを捉えるスーパーゴール。中京大MF橋本裕貴(3年=桐光学園高)は0-2の後半23分、相手GKが全く反応できなかったほどの一撃を決めてチームの反撃の勢いを加速させた。
3年前の高校選手権では鋭い縦への突破と左足から放たれる鮮やかなシュート、エレガントなパスを武器に躍動。アルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアを引き合いに“桐光のディ・マリア”と讃えられたMFが大学の全国舞台でもその能力の高さを示すゴールを決めた。「自分、落とすシュートが得意なので、風も使えば結構落ちると思った。自分の形と言えば自分の形なので、決められて良かったです」と微笑みながら、圧巻ゴールを喜んだ。
この日、チームが引き気味の試合展開となるなか、橋本は意識的にボールを受けて攻撃を組み立てた。そして後半は中盤を囮に使って背後を狙った攻撃。橋本のスーパーゴールで流れを引き寄せた中京大は逆転で2回戦へ進出した。
10番をつけて臨んでいる全国でのプレーについて橋本は「リーグ戦とは違う緊張感があって、強いチームともやれて、人も見ている中でやれるのは気持ちいいですし、中京の攻撃は自分が引っ張っていると思っている。3年ですけど自分が引っ張っていきたいと思っている。(自分が)前向いたら相手は恐れると思う。消極的なプレーよりも前を向いていくこと」。高校時代のサイドアタッカーから現在はボランチの位置で攻撃をコントロール。ボールを触る回数を増やしてリズムをつくることを心がけている。
高校3年時に比べて目標のプロ入りに近づいている実感は「まだない」と首を振る。それでも「自分的にはプロ入るのは最低限。そこからがスタートだと思っているので、入れるようにしたい」と誓うレフティーがインカレで活躍して自身の将来の可能性を広げる。
(取材・文 吉田太郎)●第64回全日本大学選手権特集
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