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[大学選手権]想定通りの1点勝負で守り勝ち、13年王者・大阪体育大が慶應義塾大撃破!

ゲキサカ / 2015年12月11日 8時40分

 30分、大体大は菊池が治療のために一旦ピッチを離れ、坂本監督の指示で澤上をCBに配置。押し込んだ慶大は端山が澤上とのマッチアップから左足ミドルを打ち込んだが、これはクロスバーを叩いてしまう。諦めずにゴールを目指し続ける慶大はアディショナルタイムに右SB溝渕雄志(3年=流通経済大柏高)のロングスローから最後はPAの久保がシュート。だが身体でブロックした大体大執念のディンフェンスの前にゴールを割ることはできず、慶大は初戦敗退となった。慶大の端山は「ピッチ状態、試合展開でスピードアップしてお互いにオープンになっていって、それをコントロールできなかったことにひとつ敗因があるのかなと思っている」と唇を噛み、大体大・澤上は「(慶大は)繋ぐよりは自分たちに似たサッカーをしてきた。初めから1点差の勝負になると言っていた。守備から入って、守備をしっかり頑張ったから勝てたと思います」と胸を張った。

 大体大は準々決勝で阪南大と対戦する。後期の関西学生リーグ1部では0-6で完敗している相手。澤上は「しっかり守備して1点取って、1-0で勝つイメージでやっていきたい」と力を込めた。2年前の王者・大体大だが、今季はリーグ戦の後期11試合で2勝3分6敗と大ブレーキ。最終節、澤上が後半アディショナルタイムに決めたゴールによって、勝ち点、得失点差で並んだ立命館大を総得点で上回り、何とか5位で全国切符をもぎ取った。紙一重の差によって全国で戦うチャンスを得たチームは、守備面をより高めて今大会2試合は無失点勝利。狙い通りの試合運びで勝ち上がってきている。2年前の再現への期待も高まるが、それでも澤上は「2年前は結構余裕あったんですけど、今は余裕ない」と微笑み、坂本監督も「全ての条件が揃わないと勝てないですよ。力があるから勝てるわけ無い。力があっても勝てない。このトーナメントは」とインカレを勝ち抜くことの難しさを口にする。油断はせずに勝つために徹底し、勝つための条件を揃えるだけ。前々回王者は挑戦者として、一戦一戦を戦い抜く。
 
[写真]後半8分、大体大は久保田が決勝ゴール

(取材・文 吉田太郎)●第64回全日本大学選手権特集

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