[総体]5発逆転で決勝進出!プレミア勢の神戸弘陵、総体で2つの目標完遂して評価も変える:兵庫

　相手の堅守を攻略した神戸弘陵はさらに32分、左CK後の混戦から最後は木村がゴールへ押し込んで4点目。アディショナルタイム突入後の37分にもカウンターから誰より速く攻撃へ移った谷後が鈴木の好フィードで抜け出して独走。最後はDFを引きつけて出したたラストパスを木村が右足でゴールへ蹴りこんで5-1で快勝した。

　神戸弘陵は5日の決勝で県内のライバル・滝川二高と対戦。谷後は「2強と言われているですけど、世間からは『兵庫は滝二』みたいな名前がまだあると思う。でも、圧倒的な力を見せられれば覆せるかなと思う。みんな良いモチベーションでできているので楽しみです」と意気込んだ。プレミア勢としても、県予選で負ける訳にはいかない。ライバルを圧倒するという目標を持つチームにはもう一つ、全国総体で東福岡を打倒するという大目標がある。

　谷監督は「2年前にヒガシに8-1で負けて、今年のプレミアで0-0まで持ってこれた。次は内容はともかく勝ちに持っていければ」と語り、谷後は「(プレミアリーグの東福岡戦後に)『全国出て、次はヒガシ倒す』と言っていたので、それを果たせるように。勝ちに行きたい。1年の時に(差を)見せつけられたんで、自分たちが壁を越えたい。(プレミア勢の強豪に対して)チャンスが少ないというのは分かっているので、その少ないチャンスの中で決められるか。ボクらワンチャン、ワンチャン狙いに行こうと言っているんですけど、そこで決められるかどうか。あと、いい試合は守備行けているので、そこを極めていけるようにしたい」と力を込めた。全国上位にあると言える力を大一番で証明し、結果に結びつけられるか。県決勝のライバル対決、そして目標としている相手からの勝利を果たして周囲からの評価、視線を変える。

(取材・文　吉田太郎)▼関連リンク
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