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[プリンスリーグ東北]想定外の連続!仙台ユースが2点ビハインドから尚志に逆転勝利し、2年ぶりV!!

ゲキサカ / 2016年9月24日 22時34分

優勝を決めたベガルタ仙台ユースイレブン

[9.24 高円宮杯プリンスリーグ東北第18節 尚志高 2-3 仙台ユース 尚志高G]

「0-2になるのは正直想定外だった(ベガルタ仙台ユース・越後和男監督)」「この日のために用意した右SHが30分しか持たず、2失点目でミスが重なったのが想定外でした(尚志高・仲村浩二監督)」お互いの監督から「想定外」という言葉が出るほど、驚きの連続の試合だった。

 24日、「高円宮杯U-18サッカーリーグプリンスリーグ東北第18節」が東北各地で行われ、福島県郡山市の尚志高校グラウンドでは、首位の尚志と2位の仙台ユースが対戦した。

 プリンスリーグ東北の優勝争いは前節の段階でこの2チームに絞られていた。両チームともに勝ち点41で並んでおり、尚志の方が得失点差で上回っているため、尚志は勝つか引き分けで優勝、仙台ユースは勝てば優勝という条件だった。優勝決定戦となる大一番ということもあり、尚志は応援団やチアリーディング部が駆けつけ、仙台ユースもベンチ外の選手全員とサポーターが大声援を送るなど、熱気を帯びていた。

 立ち上がりにペースを握ったのは尚志。仙台ユースDF樫崎桂太(3年)が「相手の勢いに押されてしまいました」と反省した通り、仙台ユースは尚志のショートカウンター攻撃の勢いに防戦一方だった。そして7分「CBからのボールを(渡部)公平君が競ったら絶対DFの後ろに信じて走れと言われていて、中が空いていたので思いきり打ったら良いコースに行きました」と振り返ったMF加野赳瑠(2年)のミドルシュートがゴール右隅に突き刺さり、尚志が先制。さらに17分にはMF松本雄真(2年)からパスを受けたFW渡部公平(3年)がゴールを決め、仙台ユースを突き放した。渡部は今大会18得点目で大会得点王となった。

「前半から選手を替えていくかどうか、スタッフはてんやわんやでした。結果的に様子を見て良かったです」と振り返った仙台ユース・越後監督。3点取らなければ優勝できない窮地に立たされ、選手を入れ替えるのとは別の方法で大きな賭けに出た。左SH荒井秀賀(2年)とボランチのMF熊谷奎哉(3年)のポジションを入れ替えた。ジュニアユース時代、左SBだった熊谷から良いクロスが入るようになり、右サイドも縦突破ができるようになった。

 そして30分、仙台ユースMF佐々木翼(3年)のクロスを受けようとしたFW齋藤耀之介(3年)がPA内でファウルを受けPKの判定。齋藤が追いついてPKを決めて1点差に詰め寄った。さらに41分、左SHに移った熊谷がゴール前へクロス。尚志GK堀江亮博(3年)が弾いたボールが味方DFに当たり、こぼれ球を仙台ユース・佐々木がゴールに押し込み、仙台ユースが前半で2-2の同点に追いついた。

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