[Jユースカップ]“いないなり”の強さと戦術。熱き青赤軍団がG大阪を下して準決勝へ
ゲキサカ / 2016年11月5日 22時32分
[11.5 Jユースカップ準々決勝 FC東京U-18 4-1 G大阪ユース 味スタ西]
11月5日、味の素スタジアム西競技場にて2016Jユースカップ第24回Jリーグユース選手権大会の準々決勝が行われ、その第1試合でFC東京U-18とガンバ大阪ユースが対戦。東西両雄の対戦は、地力に優ったFC東京がMF内田宅哉の2得点などで4-1と快勝を飾った。
FC東京の佐藤一樹監督は、同日に行われたJ3リーグにおけるFC東京U-23の試合出場によって複数の選手が抜ける中、「今日のメンバー構成でどういう戦術的アプローチが有効なのか」と頭を悩ませた結果、「中盤から前に圧力を掛けられる選手がそろっている」と判断。最初から激しいプレッシングで相手を圧倒する策を採用した。この狙いは見事に奏功した。
FW松岡瑠夢が「負けたら終わりの一発勝負。ベスト8で終わるわけにはいかないと思っていた」と意気込んでいたように、試合前から「本当に気持ちが入っていた」と佐藤監督も目を細める心理的な充実も大きかった。U-23チームで選手が抜けたから負けたのだと言われたくなかったのは想像に難くない。立ち上がりから「相手にアグレッシブさに上手く対応できなかった」とG大阪・宮本恒靖監督をうならせる圧力をかけて、圧倒していくことになる。
開始14分にこぼれ球に詰めた内田のゴールで先制点を奪うと、18分にはPKからMF伊藤純也が決めて、2-0。さらに39分にはMF生地慶充の展開からDF荒川滉貴が上げた見事なクロスボールを内田が頭で叩き込むファインゴールを突き刺す。44分にPKからG大阪FW小西雄大に1点を返されたものの、「アグレッシブに行った結果だし、まったく問題はないと思っていた」(松岡)。
ハーフタイムを挟んでG大阪も選手交代を活用しながら巻き返し、「嫌な時間帯になっていた」(松岡)が、MF久本侑弥のシュートがポストを叩くなど決定機をいずれも決め切れず。逆に後半24分、MF小林真鷹の見事なパスから抜け出した松岡が得意の左足シュートを突き刺して、4点目。このゴールによって、ほぼ勝負は決まった。
「FW久保建英らがいない中で、スピードのある前線の選手たちならではの強さ、良さを見事に活かしてきた」という宮本監督の率直な賛辞は、試合内容を象徴するものだろう。結局、DF蓮川壮大を中心とする守備陣が集中力を保つFC東京が4-1のリードを保ったまま、きっちり逃げ切り。京都サンガU-18の待つ準決勝へと駒を進めた。
(取材・文 川端暁彦)▼関連リンク
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