パリ五輪最終予選でまだまだ続く大岩監督の憂鬱…絶不調エース細谷真大は中国戦でも無得点
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月18日 9時26分
松木(C)共同通信社
7月開幕のパリ五輪アジア最終予選を兼ねたU23(23歳以下)アジア杯がカタール・ドーハで開幕し、8大会連続の五輪出場を目指す大岩剛監督率いる日本代表は昨16日、1次リーグB組初戦で中国と対戦。前半17分に退場者を出しながら10人で守り倒し、1-0の辛勝スタートを切った。
前半8分、右サイドからのクロスをMF松木玖生(FC東京)が、左足ダイレクトボレーで先制ゴール。しかし17分にDF西尾隆矢(C大阪)がラフプレーで一発退場となり、日本は守勢に回る時間も長く、苦しみながらの白星だった。
試合後に「アクシデントは想定していたが、厳しい戦いだった。(次戦の)UAE(アラブ首長国連邦)戦も選手23人全員で向かいたい」と話した大岩監督。「もっとも柏所属のエースFW細谷真大の調子が戻らず、これからも不安材料を抱えたままの戦いを強いられる」とサッカー関係者。
柏ユース出身の細谷はプロ3年目の2021年シーズンにリーグで3得点。翌シーズンにチーム最多の8得点とブレークし、昨23年シーズンは14点を決めてJ1得点ランク5位タイに躍進した。
五輪代表でもゴールを量産し、A代表で参加した1月のアジア杯のメンバーに呼ばれた。
細谷の状態の悪さは深刻
「しかし、初戦の格下べトナム戦の先発に抜擢されながら低調パフォーマンスに終始。前半45分でベンチ送りとなった。次の出番は、準々決勝で対戦したイランに逆転ゴールを許した直後の後半アディショナルタイムでしたが、一回もボールに触れられずに試合終了。ベスト8敗退の屈辱をピッチ上で味わい、心身ともにダウンしてしまったのです。今季J開幕前のJ2千葉とのカップ戦(2月18日)でシュート0本に終わり、1週間後のJ1開幕・京都戦ではPKを外して試合はドロー決着。結局、公式戦8試合連続無得点の絶不調状態で8日にカタール入りした。そして迎えた大事な予選初戦ではシュートの一本も打てず、細谷らしさの片鱗も見せられなかった。状態の悪さは深刻です」(前出の関係者)
アジアに与えられた出場枠は3.5。アジア杯の1次リーグは16チームが4組に分かれ、各組2位までが準々決勝に進出し、決勝進出国と3位決定戦勝利国がパリ行きの切符を手にする。
大岩ジャパンは現地19日(日本時間20日0時30分キックオフ)にUAEと対戦。22日にライバル韓国と激突する。
難敵との対戦を控えて指揮官の憂鬱は、まだまだ続いていく──。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
U23がイラク撃破で8大会連続五輪出場決定! 攻守に見違えた大岩ジャパンに何があったのか
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月30日 15時10分
-
日本対カタールで細谷が152日ぶりに復活/六川亨の日本サッカー見聞録
超ワールドサッカー / 2024年4月26日 12時35分
-
U-23日本代表がカタール撃破!パリ五輪に望みつなぐも露呈した致命的問題
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月26日 6時10分
-
【五輪最終予選】U―23エース細谷「サッカー人生が終わる」覚悟でお目覚めの一撃!J1含め今季初得点
スポニチアネックス / 2024年4月26日 3時41分
-
U23大岩ジャパンがUAEに2-0完勝!パリ五輪アジア最終予選で決勝T進出、22日韓国戦へ
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月20日 11時55分
ランキング
-
1【ソフトバンク】連勝7で止まった 10日ぶり「みずペイ」初黒星 守護神オスナ背信9回決勝被打
スポーツ報知 / 2024年5月1日 21時21分
-
2大谷翔平、33試合目でド軍移籍後初のスタメン落ち 前夜は“蜂ショック” 敵地9連戦ラストで休養か
スポーツ報知 / 2024年5月2日 6時50分
-
3「大谷の退団は正しかった」トラウト離脱で末期的状況のエンゼルスを米メディア酷評
東スポWEB / 2024年5月1日 16時9分
-
4阪神監督が「僕をクビにしようと思っている」 “勝ちたい発言”で冷遇…抱いた違和感
Full-Count / 2024年5月2日 6時50分
-
5【阪神・岡田監督語録】「引き分け言うても追いつかれてる」 延長戦負けなし、でも厳しく分析
スポニチアネックス / 2024年5月1日 23時22分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください