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[プレミアリーグWEST]首位・広島ユースが東福岡に3発快勝。次節のWEST優勝とCSでのリベンジ誓う

ゲキサカ / 2016年11月28日 7時55分

先制点を決めたMF仙波大志をサンフレッチェ広島ユースイレブンが祝福

[11.27 高円宮杯プレミアリーグWEST第16節 広島ユース 3-0 東福岡高 吉田サッカー場]

 高円宮杯U-18サッカーリーグ2016プレミアリーグは26、27日に第16節を行い、27日には広島県の吉田サッカー場で首位のサンフレッチェ広島ユースと3位の東福岡高が対戦。MF仙波大志の先制点を皮切りに3得点を奪った広島が3-0で快勝した。

 19日に行われたJユースカップの決勝で広島はFC東京U-18に2点差をひっくり返され、準優勝。この一戦にかけていた選手も多く、直後の練習で気持ちが入らない選手も多く見られた。だが、日本一を目指すチャンスはまだ目の前にある。「決勝まで進んでくれたおかげで、一週も空かずにプレミアに戻れる。緊張感がある試合を1試合でも多くできたのはポジティブなこと」と前を向いたのは沢田謙太郎監督だけでなく、選手も同じ。2位・セレッソ大阪U-18の結果次第では優勝が決まる今節は序盤から、自陣でのボール回しを起点にサイドを揺さぶり、広島ペースで試合を進めていく。

 すると、前半17分には最初の決定機が訪れた。自陣中央から右サイドへグラウンダーのパスを送ると、MF川井歩がドリブルで前進し、中央から川井の前方に飛び出したFW満田誠へボールを繋ぐ。ラストは満田がゴール前に入れた低いクロスを逆サイドのMF仙波大志が滑り込んで合わせたシュートがゴール左隅に決まり、広島が先制した。対する東福岡は磐田入団内定のMF藤川虎太朗らがコンディション不良で欠場。「守から攻への切り替えが思うようにいかなかった」と森重潤也監督が口にしたように、ボールを奪っても思うように攻めることができない。それでも、24分には左サイドを抜け出したMF高江麗央がゴール前にクロスを展開。広島DFのクリアをMF鍬先祐弥がダイレクトで打ち返したが、枠を捉えることができない。以降はFW山根永遠(C大阪内定)が「1点は獲れたけど、展開的には五分五分の試合」と振り返った通り、以降は拮抗した展開のまま前半を終えた。

 後半も試合の主導権は広島。「良い所を二人とも出してくれて、チームの落ち着きとペースを与えてくれた」と沢田監督が評したように、先週のJユースカップ決勝はトップチームのオーストラリア合宿に参加したため、不在となったDFイヨハ理ヘンリー(トップチーム昇格内定)とMF川村拓夢が後方で落ち着いてパスを繋ぎ、東福岡に流れを与えない。後半11分には左サイド高い位置でボールを受けたMF東俊希が中央にクロスを展開。味方の頭上を越えたボールは反対サイドまで流れたが、川井が再びゴール前に入れ直すと、マークを上手く外した山根がフリーでヘディングシュート。この一撃がゴールネットを揺らし、リードを2点差とした。続く20分にも右CKをイヨハが頭でたたき込み、スコアは3-0。勝負の行方を確実な物にしたが、終盤は余裕が生まれたことからDFラインでボールを持つ時間が増加。そこを東福岡に狙われてしまう。

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