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W杯最終予選4戦連発も「やれないわけないと思っていた」…FW原口元気、僕は“エース”ではなく“駒の一つ”でいい

ゲキサカ / 2017年1月18日 18時32分

ヘルタ・ベルリンに所属する日本代表FW原口元気

 16年、日本代表で一気に存在感を高めた。90分間絶えずにピッチ上を駆け回り、攻守で多大に貢献するだけでなく、日本代表史上初のW杯最終予選4試合連続ゴールを記録した。しかし、FW原口元気(ヘルタ・ベルリン)は「たまたま結果が出ただけ」と至って冷静だ。期待を一身に背負うアタッカーは、自身の成長に手応えを感じつつ、さらなる進化を遂げようとしている。

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――2016年はご自身にとってもターニングポイントになるような1年だったと思います。

「僕自身の中では特に変わりはなく、今までどおりの1年だったと感じています。たまたま代表で結果が出たので、そこは良かったと思いますが、これまでと同じように自分の成長に集中して、1年を過ごせました。ただ、最後はちょっと崩れたと感じていますけど」

――崩れたというと?

「去年はかなりハイテンションのゲームが多くて、それに伴う反動がありました。特にW杯予選は僕自身初めて経験したので、自分が経験したことのないテンションの試合が多くて、それでブンデスの年内終盤戦はメンタル的な疲れがあったのかなと感じています」

――原口選手と言えば、90分間走り抜く姿が印象的です。14年から筑波大の谷川聡氏と契約を結び、積み上げてきたトレーニングの成果が出ていると感じているようですね。

「それが形として出ているし、成果も感じています。その成果が今になっていきなり出てきたわけではなく、ずっと前から徐々に出始めていますが、まだまだ成長の途中だし、自分の中ではまだ6割くらいだと感じています。自分の良さは走ることや対人の強さなので、そこのクオリティーが上がっていると思うし、やっぱり自分が伸ばすべき部分はそこだなと改めて感じています」

――10月6日に行われたロシアW杯最終予選イラク戦でのゴールは、その持ち味が凝縮されたゴールだったと思います。

「あれは自分の良さが出たゴールでしたね。自陣で相手からボールを奪えましたが、ボールの取り方も良かったし、攻守を切り替えて前に出て行くだけでなく、入っていく位置も良かったと思います。もちろん、(本田)圭佑くんとキヨくん(清武弘嗣)が右サイドを崩してくれたので、その崩しがあったからこそのゴールでした。次のオーストラリア戦のゴールも似たような形でしたが、ともに理想的なゴールだったと思います」

――自分が走ることで、日本の攻撃に推進力が生まれているという実感もあると思います。

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