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[新人戦]選手権優勝GK廣末に「GKの楽しみを教えてもらえた」。大型GK濱田太郎の好守などで初芝橋本が完封勝利

ゲキサカ / 2017年2月7日 20時20分

初芝橋本高GK濱田太郎はビッグセーブを見せるなど完封勝利に貢献

[2.5 和歌山県高校新人大会準々決勝 近大新宮高 0-2 初芝橋本高 田辺スポーツパーク]

 平成28年度和歌山県高校サッカー新人大会の準々決勝が5日に行われ、近大新宮高と初芝橋本高が対戦。前後半に1点ずつを奪った初芝橋本が2-0で勝利し、準決勝進出を決めた。

 16年は県勢最多となる4年連続の選手権出場を目指したものの、準決勝で近大和歌山高に完敗。17年は県タイトル独占を目指す初芝橋本が順当に白星を掴んだ。ただ、結果とは裏腹に試合内容は褒められたものではなかった。序盤はアタッカー陣が積極的に仕掛けたものの、「前の4枚が攻撃ばっかりだったせいで中盤が間延びし、ボランチだけで守備をしないとダメになった」(阪中義博監督)ことが起因となり、中盤の主導権は近大新宮の下へ。MF湯川渉、南賢良ら中盤でのボール奪取から、ポストプレーに長けたFW上地遊斗と繋ぎ、好機を作った。

 初芝橋本は前半9分、スルーパスから、近大新宮FW井上勝天にDF裏のスペースを突かれたが、GK濱田太郎がPAを勢いよく飛び出し、スライディングでクリアした。苦しい時間帯が続いたが、初芝橋本は25分にスコアを動かす。右クロスをFW細川琢未がボレーで合わせた一撃が、フワリとゴール前に上がるとFW山川晴生が頭で押し込み、初芝橋本が先制した。

 後半に入ってからは「自分の思うようにできて良かった」とMF西川佳汰が口にしたように役割を明確にしたことで、攻撃の質が改善。「和歌山の中で一番良いワイドだと思っている」(阪中監督)という西川とMF西淵寛斗の両翼が切れ味鋭い突破から近大新宮に襲い掛かった。19分には、右サイドの仕掛けからCKを獲得すると、ニアに低く入ったクロスをDF大塚修平が頭で合わせて、突き放しに成功した。

 この1点で勝利を確実な物にしたかと思われたが、近大新宮も最後まで諦めない。30分に訪れたピンチを救ったのは、青森山田高からFC東京へと進んだGK廣末陸を憧れの選手として挙げる濱田。2列目からのスルーパスに飛び出した上地と1対1の場面を迎えたが、シュートを足でブロックした。こぼれ球を拾ったFW徳丸春輝のシュートをDF上原真尋がブロックすると、そのままタイムアップ。「(廣末に)キーパー1人で流れを変えられるというキーパーの楽しみを教えてもらえた」と口にする守護神が見せたビッグセーブにより、無失点勝利をおさめた。

 次の準決勝(対桐蔭高)は濱田にとって負けられない因縁がある。去年の選手権予選・準決勝で近大和歌山高と対戦した際に、濱田のクリアボールが相手に当たって失点するなどし、最終スコアは0-3で敗れている。昨季同様に新人戦で無失点優勝を果たすチャンスも残っており、意気込みは誰よりも強い。昨季、味わった屈辱を晴らすためにも、残り2試合もビッグセーブを見せてくれるはずだ。。

(取材・文 森田将義)

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