内田篤人とジャイキリ作者のツジトモ氏が週刊『モーニング』で特別対談!!ゲキサカでその全文を公開
ゲキサカ / 2017年2月23日 12時51分
創刊35周年を迎えた週刊『モーニング』(講談社)は本日23日発売の最新号で、DF内田篤人(シャルケ)と人気サッカー漫画『GIANT KILLING』の作者であるツジトモ氏のサッカー&マンガ対談を掲載している。
モーニングおよび掲載作品を愛読している著名人がその思いを語る35周年企画「私とモーニング」。その第2弾として内田が登場した。ゲキサカではそんなスペシャル対談の全文を掲載する。
『モーニング』本誌では、ツジトモ氏による『達海猛』描きおろしイラストとともに内田・ツジトモ氏の直筆サインが入った色紙をプレゼントする企画も実施中。ツジトモ氏が差し入れたシャルケカラーのペンで内田がサインしたという“お宝モノ”をゲットしたい方は是非、『モーニング』本誌をご覧ください。
―今回、お二人には『GIANT KILLING』の登場人物をテーマに話を進めてもらえたらと思います。まずは、今や『ETU』に欠かせない選手へと成長した『椿大介』について。内田選手は知っていますか?
内田 知ってますよ。メンタルが弱いところも(笑)。
ツジトモ そうなんですよ。よくご存じで(笑)。内田選手が若手のときはどうでした?
内田 僕が鹿島アントラーズでプロになった06年当時は、(小笠原)満男さん、曽ヶ端(準)さん、モトさん(本山雅志)、黄金世代が多くいて、そこに高校を卒業したばかりの自分が、ポンって一人だけ入ったので、やっぱり最初は遠慮がちにしていました。先輩たちに必死で食らいついていくだけでしたね(苦笑)。
ツジトモ でも、その錚々たるメンバーがいながらも、開幕戦でスタメンを勝ち取ったんですよね。やっぱり、最初は緊張しました?
内田 緊張しましたけど、そこまでガチガチではなかったですね。
ツジトモ そもそも内田選手は、緊張するタイプなんですか?
内田 します、します(笑)。最近はそこまで緊張しなくなったので、逆に緊張感を持たなければいけないなって思っているくらいです。僕は緊張してこそ自分の実力を発揮できるという考えを持っているので。思い返してみても、緊張感が漂っている試合や何かが懸かったビッグゲームのほうが自分の力を出せるような気がするんですよね。
ツジトモ ある程度、緊張したほうが、より試合に没頭できると。
内田 はい。プレッシャーがかかった試合のほうが、ちゃんとやらなきゃという思いが、いつも以上に湧くというか。ただ、もともとは緊張しすぎるタイプだったので、場数を踏んで、だんだんと変わってきたんだと思います。
ツジトモ 椿を描いていても、その変わっていくところが、楽しかったりするんですよね。
内田 でも、どこかで挫折するところも描いてほしい。椿にも壁にぶつかってもらいたいんですよね。
ツジトモ 考えておきますね(笑)。
内田 ぜひ、お願いします(笑)。選手は、どこかで必ず挫折を経験すると思うんですよ。僕の場合はプロ2~3年目でした。高校卒業してすぐにプロの世界に入ったので、まだサッカー選手の体ができていなかったんでしょうね。シーズン途中くらいになると、気持ち悪くなって吐いてしまい、そうすると体重もどんどんと減っていく。1年間を通して戦う体ができていないのに、試合に出られていたものだから、気持ち的にも限界が来て、体が悲鳴を上げたんだと思います。
ツジトモ シーズン前のキャンプでしっかり体を作らないと1年間戦えないという話を聞きますが、今の話を聞くと、なおさらそう思いますね。
内田 キャンプは、『今シーズンも行くからな』って、まず体に挨拶するようなイメージです。自分の体に『準備しておけよ』っていう。当時の僕は日本代表に呼ばれていて、チームのキャンプに参加できなかったことも、影響していたのかなって思います。
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