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[MOM2068]倉敷翠松DF山本航大(新3年)_攻守で強み発揮した新鋭の大黒柱

ゲキサカ / 2017年3月19日 7時43分

倉敷翠松高

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.18 中国高校新人大会1回戦 倉敷翠松高 3-2 鳥取城北高 広島皆実高G]

 大黒柱が攻守でストロングポイントを発揮して初出場校・倉敷翠松高に中国新人大会初白星をもたらした。CB山本航大(新3年)は最終ラインで存在感放つ177cmのCB。前線からのプレスによって相手の攻撃を限定させていたチームメートたちの奮闘も支えに、山本は相手が前線へ入れて来るボールを幾度となく弾き返していた。

 ミスで危ないシーンもあったが、ほぼ1対1を止め続け、空中戦で相手と駆け引きして入れ替わり、ヘディングする巧さも見せていた。加えて、チームにとって大きかったのは彼の存在感。倉敷翠松は連係ミスなどで前半に2失点してしまったが、声を掛け続けていた彼を中心にチームは立て直して逆転勝ちを果たした。

 青山裕高監督も「ずっと声をかけてくれた」とリーダーシップを賞賛。「もうちょっと太くなればもっと戦えると思います」と期待するDFは守備面だけでなく、時折ドリブルで中央突破をするなど攻撃面でも持ち味を発揮していた。

 2-2の後半35分には左CKをファーサイドで完璧に競り勝って決勝アシスト。「あれはいつも練習しているシーンなので『ありがとうございます』という感じです。折り返すと言っていたので」という有言実行のビッグプレーでチームの力となった。

「(自分のストロングポイントは)ヘディングです。ドリブルも得意なので、自分の持ち上がりを増やしていきたい。得点も取れるCBになりたいです」。学校生活の面でもチームを引っ張っているという主将がキックなどの課題をさらに向上させて、どんな相手でも自身の強みを発揮して、チームを少しでも上のステージへと引き上げる。

(取材・文 吉田太郎)

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