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「1本にこだわる」宣言通りの一撃!日本高校選抜FW伊藤龍生が失いかけていた自信取り戻す決勝弾!!

ゲキサカ / 2017年4月16日 9時2分

決勝点を決めた日本高校選抜はFW伊藤龍生。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[4.15 デュッセルドルフ国際ユース大会予選リーグ 日本高校選抜 1-0 マインツ]

「1本のシュートにこだわる」と口にしていたストライカーが宣言通りのゴールを決めた。日本高校選抜は前半17分、MF 鳥海芳樹(桐光学園高→桐蔭横浜大)が右サイドを鮮やかな個人技で突破。そのラストパスに反応したFW伊藤龍生(米子北高→鹿屋体育大)が右足ダイレクトでゴールを破った。

 伊藤はフォルトゥナ・デュッセルドルフとの開幕戦で試合終盤から出場。だが、1チャンスを決めることができていなかった。欧州遠征直前合宿を含めてゴールから遠ざかっており、前日のトレーニングでもイージーなシュートを外してしまうなど、「自信がちょっとなくなっているのがある」と首を振っていた。

 それでも「5分でも時間あったら、1本のシュートにこだわって決めるということに今度の試合からこだわっていきたい」と切り替えを強調していたストライカーはその言葉通りに自身のファーストシュートでゴールを奪った。

 期待に応えるゴールでもあった。結果を残せていなかったが、黒田剛監督(青森山田高)は伊藤を2トップの一角として先発起用。その抜擢を「緊張感もあったけれど、嬉しい気持ちでした」と意気に感じた伊藤は立ち上がりから「(マインツは)強いというのはあったんですけれども、負けたくないという気持ちの方が大きかったので」と攻守に渡って身体を張ったプレーを見せると、1チャンスを逃さずにゴールを決めて起用に応えた。

「1本にこだわるということを絶対に考えていきたい。25分ハーフと時間も短くて、チャンスも多いわけではないので、1本のチャンスを決めることを心がけて次の試合にも臨みたい」。1本のシュートの大事さを確認し、それに集中して出した結果。この1点をきっかけにゴールを連発する。

(取材・文 吉田太郎)●日本高校選抜欧州遠征特設ページ

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