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江坂、伊藤監督新体制で公式戦連発!!新布陣で躍動「攻撃がいい形」

ゲキサカ / 2017年6月5日 2時32分

同点ヘッドを叩き込んだFW江坂任

[6.4 J1第14節 大宮1-1鳥栖 NACK]

 新体制で公式戦2戦連発だ。伊藤彰新監督の初陣となった5月31日のルヴァン杯磐田戦(2-1)で先制弾を決めたFW江坂任がまたもゴールネットを揺らした。キャプテンマークを巻いた背番号7は「チームを勝たせないといけない」と覚悟を持ってピッチに立った。

 0-1で迎えた後半28分、MF岩上祐三のロングスローの流れから同点弾が生まれた。相手に跳ね返されたボールを再び岩上が収め、左サイドの深い位置から蹴り上げると、ニアサイドのFW清水慎太郎が頭でそらし、江坂が同点ヘッドを叩き込んだ。

 7試合ぶり今季2得点目で試合を振り出しに戻し、「(岩上)祐三さんからファーでもらうイメージだったけど、ニアにボールがいって、(清水)慎太郎がうまくそらしてくれた。そのボールに一番早く反応できた」と胸を張った。

 伊藤新監督は中盤の底にアンカーを据えた4-3-3を採用。新布陣の最前線に入った江坂は「(伊藤)彰さんにはゼロトップ気味でもいいからと言われている」と、2列目、3列目まで下がってボールを受け、攻撃の組み立てにも参加。3トップの左に入った清水ら前線の選手とポジションを入れ替えながら、厚みのある攻撃を仕掛けた。

 新体制での公式戦はまだ2試合目だが、「チームとして攻撃がうまくいっている。自分たちのメンタル的にもいい状態。攻撃がいい形でできている分、点を取れる雰囲気があるから勝つイメージができる」と確かな手応えを感じている。

 先発メンバーもオーガナイズも変わり、チーム内の競争激化は必至だ。それでも、「結果を残さないとすぐにスタメンも変わる」と定位置争いを歓迎し、「苦しい状況は変わらない。がむしゃらに走って、相手より勝ちにこだわらないといけない」と反撃を誓った。

(取材・文 佐藤亜希子)
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