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「“ガンバ”と言えば“イチマル”」となれるように…G大阪MF市丸瑞希、20歳の司令塔が目指すべき場所

ゲキサカ / 2017年6月28日 15時35分

ガンバ大阪MF市丸瑞希

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 下部組織からガンバ大阪で育ったMF市丸瑞希は、トップチーム昇格2年目を迎えた。クラブではなかなか出場機会を得られないものの、5月に行われたU-20W杯では日本代表のユニフォームを身にまとって攻撃のタクトを振り、チームの決勝トーナメント進出に貢献した。世界大会で確かな手応えを得た20歳のコンダクターは今、どのような未来を思い描いているのだろうか――。

ウルグアイ戦は
人生で一番緊張した試合

――5月に行われたU-20W杯では3試合に先発出場しましたが、ご自身にとってどういう大会になったと思いますか。
「今まで海外遠征を経験してきた中でも一番手応えのあった大会だったし、決勝トーナメント1回戦で敗れてしまいましたが、自分の中では出し切った感はあります。今回のU-20W杯の経験を今後につなげないといけないと感じているし、サッカーをやっていく上で『あの大会を経験したおかげ』と言えるような成長ができたら一番良いと思っています」

――U-20W杯メンバー発表の前には、「入るか、入らないか」という不安もあったようですね。
「不安しかなかったですよ(笑)。ガンバで一切試合に出られていなかったし、ベンチにも入っていなかったので。コンディション的にも試合に出ている選手の方が絶対に良いと思っていたし、自分は練習試合でも出場時間のマックスは60分で、90分間やれていないというのが現実でした。メンバーには入りたかったので自信は持つようにしていましたが、Jリーグで試合に出ていて、試合勘のある選手を連れていくはずだという自分の勝手な思い込みもあったので、発表のときは不安の方が大きかったです」

――AFC U-19選手権(最終予選)の優勝メンバーで、チームへの貢献度も高かったと思いますが、それでも不安はあるのですね。
「実際に(内山篤)監督から『お前が必要だ』というような言葉を掛けられたことがあるわけでもなかったし、ピッチに立ってプレーするときには自信を持っていますが、自分は意外と心配性なので……。最終予選のときも試合に出られるかどうか毎試合分からなかったし、仮にその試合のパフォーマンスが良かったとしても、次の試合で絶対に出られるという確信も持てなかった。最終予選の後のアルゼンチン遠征、ドイツ遠征と海外遠征には呼んでもらえましたが、ずば抜けてパフォーマンスが良かったことはなかったので、やっぱり選ばれるかどうかという心配がありましたね」

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