筑波大FW中野誠也、目標とするのは「ゴンさん」の背中…注目ストライカーの今
ゲキサカ / 2017年8月14日 10時19分
「当時は戸嶋(祥郎)とかも含めて、練習後に毎日30分くらいやっていました。須和部さんがボールを出し、戸嶋が前を向いて僕がいろいろな動き出しをしてパスを受けるというのを繰り返しやりました」
「自分のなかではあの経験で動きの幅が広がりましたし、ストロングがもっとストロングになったかなと。5月くらいにその練習を始めて、8月からはスタメンが取れるようになった。自分のなかではそこが大学で一番変化のあった時期かなと思います」
―高校から大学へ進学後、ストロングはストロングとしてそのままに、胡坐をかいてしまう選手もいます。そうならなかった理由は?
「それこそ須和部さんに出会ったのが大きいです。“もっと我慢しろ”とか、“動きが早すぎる”とか、“余分な動きがありすぎる”とか、“もう一個クッションを入れたほうがいい”とか。あのトレーニングによって、パスに対して色々な出方ができるようになりました。それまではスピードに頼っての勝負だったのが、駆け引きを入れて、かつスピードでも勝負するようになったので、相手からしたら難しくなれたのかなと思います」
―磐田へ進み、いつか須和部さんと“対戦”する日が来るかもしれないですね。そのときは分析されてしまうのでは?
「間違いなくバレバレですね(笑) でも自分はストロングで勝負していくしかないですし、そこにプラスしてゴール前で動き続けることが持ち味かなと思っているので。ワンタッチでゴールを狙ったり、華やかではないですけど、泥臭いゴールが多いですし、そういうのを狙って。そこに関しては分析どうこうでもないと思うので、そこで結果を出していきたいです」
大学サッカー最終年でどこまで結果を残せるか
―同年代ではJで戦っている選手もいます。意識しますか?
「意識していないといったら嘘ですが、意識しすぎても……というところはあるので。本当に下の代で言えば、堂安律(フローニンゲン)や鎌田大地(フランクフルト)が海外へ行っていますし、自分はこんなんで大丈夫かと思うときもありますけど、そこを意識しても仕方ないところもあるので。自分の中ではこれからどうなるべきか、どうあるべきかだけにフォーカスするほうがいいかなと思っています」
―4年間を大学サッカーへ費やしたことへの焦りなどはあるのでしょうか?
「もちろん18歳でプロへ上がったほうが時間も長いですし、プロとやっている分の経験値は違うと思います。ですが大学でやっていたほうが公式戦も多いので実戦も多いですし、これだけの経験をできました」
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