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[MOM2163]星稜MF高岸憲伸(3年)_チームの要求に結果で応える10番、後半ATにPK決めて決勝点

ゲキサカ / 2017年7月30日 0時48分

星稜高MF高岸憲伸は決勝PKを決めるなど活躍。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.29 総体1回戦 星稜高 2-1 四国学院大香川西高 松島フットボールセンターピッチ2]

 後半アディショナルタイムに迎えた勝ち越しのチャンス。PKキッカーの大役を担った星稜高MF高岸憲伸(3年)は緊張することなく、GKと対峙していたという。「さすがにもう慣れました」。そして助走から右足シュートをゴール右へ決めて決勝点。重圧のかかるPKを難なく決めて見せたエースがチームを2回戦へと導いた。

 かつて日本代表MF本田圭佑も背負った星稜の10番を受け継ぐ高岸は、自身の高い技術力を要求に応じて発揮することのできるMFだ。トップ下を主戦場にトップ、サイドもこなすMFはこの日、ボランチとして出場し、球際激しいディフェンスとゲームメークで勝利に貢献。河崎護監督は「本当はもっとグラウンド良くて、彼が幅を使うようなプレーができないとウチの良さが出てこない」と語っていたが、一方で悪コンディションの中でも落ち着いてゲームをコントロールし、勝利へ導いた高岸を評価していた。

 中央でも、サイドでも自分の力を100パーセント発揮すること。それは高岸自身が心がけていることだ。「チームで要求されたことをやりながら、自分のものが出せないとこの先プロになる、大学行くとなったらどんな状況になるか分からないので求められるところで力を出したい」というMFは自分がチームの力を引き出しながら白星を掴むことを目指す。

 川崎F U-15出身。この日は川崎Fの強化担当者も会場を訪れ、高岸は激励を受けていた。「注目されるようにやっていきたい」という10番は選手権、将来へ向けて今回のインターハイで自身の現在のレベルがどこにあるのかを確認しつつ、より結果を残して、アピールしていくことを目指す。静岡学園高と対戦する2回戦へ向けて「この会場の雰囲気にもなれましたし、もう少し繋いで自分たちの良さを出したい」と静かに語った10番。星稜のキーマンが名門対決でも期待に応えて役割を全うする。

(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2017

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