徳島の快進撃ストップ…“対策”施した山形がドローに持ち込む
ゲキサカ / 2017年8月26日 22時6分
[8.26 J2第30節 徳島1-1山形 鳴門大塚]
J2第30節が26日に行われ、鳴門大塚で対戦した4位徳島ヴォルティスと13位モンテディオ山形は1-1の引き分けに終わった。勝てば名古屋を抜いて3位浮上となっていた徳島だが、連勝は2でストップ。山形は2試合連続のドローで3試合勝ちなし(2分1敗)となった。
徳島は前節・山口戦(5-0)からのスタメン変更は1人。MFカルリーニョスに代わり、MF前川大河が4試合ぶりに先発出場を果たした。一方、山形は前節・千葉戦(2-2)からスタメン2人を変更。MF中村駿とMF茂木力也が2試合ぶりに先発に戻った。フォーメーションは徳島に合わせ、中盤をダイヤモンド型にした4-4-2。MF本田拓也をアンカーに据え、右に中村、左に茂木、トップ下にMF佐藤優平が入った。
前回対戦の第20節では徳島が6-1で大勝。直近2試合も4-0、5-0と大量得点を続けており、山形は好調の徳島をリスペクトする形でミラーゲームを挑んだ。マークが明確となったことで序盤は中盤のパスワークが封じられた徳島だったが、前半20分にシンプルな崩しからゴールを陥れた。
最終ラインから細かくボールをつないで守備の穴を探すと、敵陣右で受けたMF杉本太郎が右足で中盤を飛ばした長いスルーパスを供給。一発で裏を取ったFW渡大生がPA内中央で滑りながら左足のダイレクトシュートを叩き込み、先制点を奪った。渡は3試合連続ゴールで今季17得点目。自身のキャリアハイのゴール数をさらに更新した。
前回対戦で先制点の献上後に崩れて大量失点を喫した山形は、その教訓を生かして2点目を与えずに前半を終える。ハーフタイムが明けてチャンスシーンが増え始めると、後半22分にDF山田拓巳の右クロスから途中出場のFW鈴木雄斗がクロスバー直撃のヘディング。跳ね返りに佐藤がダイビングヘッドで合わせるも、大きく枠を外れた。
直後の後半23分には高い位置でボールを奪い、PA内中央で受けたFW阪野豊史の右足ヒールでの落としから、FW瀬沼優司が右足のインサイドでシュート。これもクロスバーに嫌われたが、その3分後に三度目の正直で好機を仕留めた。
後半26分、佐藤の右CKにファーから瀬沼が飛び込むと、相手DFに当たって流れたボールにゴールエリア右の阪野が反応。確実に右足で押し込み、今季8ゴール目で同点とした。その後、両チームとも勝ち越しを目指して攻め込んだが、1-1で試合終了。勝ち点1を分け合う結果に終わった。
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