初出場に向けて高まるイメージ…MF三竿健斗「外から見たようなプレーを中でもできたら」
ゲキサカ / 2017年12月12日 0時26分
デビューの準備はできている。日本代表初招集のMF三竿健斗(鹿島)は9日の北朝鮮戦(○1-0)をベンチで見つめた。これまでU-17W杯など世代別代表の経験はあるが、A代表の公式戦は初体験。自らがピッチに立つイメージもできてきたようだ。
「試合に出ていないので、特に言えることはありません」。北朝鮮戦の印象を尋ねられた三竿は淡々とした口調で答えた。それでも、タッチラインを挟んだ向こう側に立ちたいという気持ちは強くなった様子。「この試合に出たいという思いが出てきた。出られるようにもっと頑張ろうと思いました」。来たるべき初舞台に向けて、刺激になったのは間違いない。
単にピッチに立つだけでなく、自らがそこで輝くイメージも持っている。「(北朝鮮戦では)もうちょっとボールをシンプルに動かして、相手が引いていたのでもっとボランチが高い位置を取れば、サイドからうまく攻められると思った」。まだまだ頭の中での想定にすぎないが、「外から見たようなプレーを中でもできたらいい」と実行に移す構えだ。
今大会では最終ラインの選手を中心に、鹿島から6人が選出されており、「いつも一緒にやっているので、お互いが何をしたいか分かるし、連係面も高い。安心してやれると思います」と後押しになる要素もある。北朝鮮戦でキャプテンマークを巻いたDF昌子源(鹿島)からは「縦にという意識が強いチームだけど、そればかりではカウンターを食らうから、うまく使い分けてほしい」というアドバイスも受けたという。
12日に対戦する中国代表については「相手はサイドからシンプルに得点を狙ってくる。クロスの精度も高く、全体的に身長が高い」と分析する。センターバック経験もある三竿にとって、守備のタスクは望むところ。「センターバックが競ったあとのこぼれ球や、セカンドボールを拾うことが大事。試合に出たときはそんなプレーをしたい」と意気込んだ。
(取材・文 竹内達也)
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