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追い付かれても突き放す…夏の全国王者・法政大、びわこ大に競り勝ちベスト4進出!

ゲキサカ / 2017年12月18日 19時48分

勝利が決まって喜ぶ法政大メンバーと、立ち尽くすびわこ大DF宮大樹(写真右)

[12.18 全日本大学選手権準々決勝 法政大3-2びわこ成蹊スポーツ大 栃木市]

 第66回全日本大学サッカー選手権大会は18日、準々決勝を行った。栃木市総合運動公園陸上競技場では、夏の総理大臣杯王者の法政大(関東5)がびわこ成蹊スポーツ大と対戦。2度にわたって追い付かれながらも3-2で競り勝ち、関西大(関西4)との準決勝に進んだ。

 法政大が勝ち越せば、びわこ大が追い付く――。得点経過に対して過度に一喜一憂せず、地道に前へ進み続けた両者の一戦は、そんな構図で流れていった。しかし、最後は3度目の勝ち越し点を挙げた法政大に軍配。長山一也監督は「2回追い付かれても悲観することなく、前向きにプレーできたのが良かった」と胸を張った。

 序盤はお互いにリスクを避け、ロングボールを多用する展開となったが、球際で優位に立った法政大が一方的にチャンスをつくった。前半4分、MFディサロ燦シルヴァーノ(3年=三菱養和SCユース)が左足ボレーでゴールを狙うと、同12分には右足シュートも披露。同15分には、MF末木裕也(2年=甲府U-18)のCKからゴールを脅かした。

 すると前半17分、立ち上がりからの勢いままに法政大がスコアを動かした。中盤でボールを持ったMF森俊貴(2年=栃木ユース)が長いドリブルで攻め込むと、右サイドに鋭いスルーパスを配給。受け取ったMF紺野和也(2年=武南高)のカットインシュートはGK岡田慎司(4年=松山工高)に阻まれたが、こぼれ球を森が押し込んだ。

 最終ラインを中心に元気な声が飛び交うびわこ大も、武器のセットプレーを活用してチャンスをうかがう。前半27分、MF青山景昌(2年=名古屋U-18)のFKにDF宮大樹(4年=清明学院高)が合わせたが枠外。同42分には、勢いのある攻撃からPA内でMF佐藤諒(2年=藤枝明誠高)が倒され、PKを獲得した。

 狙いを持って繰り出した厚みのある攻撃で、決定的なチャンスを呼び込んだ。キッカーは2トップの一角に入っていたFW井上直輝(2年=立正大淞南高)が担った。後半44分、落ち着いた助走から右にふんわり流し込み、良い時間で同点に追い付いた。

 1-1で迎えたハーフタイム明け、びわこ大ベンチが早速動いた。U-20日本代表MF堂安律(フローニンゲン)の兄であるMF堂安憂(4年=創造学園高)に代わって、MF喜多村知範(4年=八頭高)を投入。セカンドボールが拾えずに停滞していた攻撃陣にテコ入れを施した。

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