1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

流通経済大の夢は大学、高校の選手権アベックV…中野監督「高校にバトンを」

ゲキサカ / 2017年12月22日 14時14分

流通経済大は“世代最強”の称号を取り戻すべく、24日の決勝のピッチに立つ

[12.21 大学選手権準決勝 東京国際大1-2流通経済大 柏の葉]

 流通経済大にとって、今季の4年生世代でのタイトル奪取は使命でもある。

 同世代が高校3年生だった2013年、流通経済大柏高は高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯U-18プレミアリーグイーストで優勝。神戸U-18と戦ったチャンピオンシップも制して、日本一になった。MF小泉慶(新潟)やMF青木亮太(名古屋)はプロに進んだが、主将MF石田和希や高校総体で得点王を獲得したFW立花歩夢らほとんどのメンバーが流通経済大に進学。それだけに、同世代が最終学年を迎えた今季は、黄金時代を象徴する年になることが期待されていた。

 しかし昨年はインカレ出場を逃すと、今季も総理大臣杯は準決勝で明治大に敗れて3位。リーグ戦も優勝した筑波大と勝ち点13差の3位という成績だった。「本来は(タイトルを)取り続けないといけなかった世代」。中野雄二監督も「最後のチャンス」に鼻息は荒い。

 また中野監督には夢があるという。流通経済大柏高との「選手権アベック優勝」だ。流経大柏高は今季は夏の総体を制覇。先日のプレミア参入戦でも昇格を勝ち取って、勢いよく正月の高校選手権に出場することになる。中野監督は「私も55歳。高校の本田(裕一郎)先生も70歳なので」と残されたチャンスが少ないことを強調。決勝の相手に決まった法政大は、中野監督にとっての母校にもなるが、「まずは大学が勝って、高校にバトンを渡したい」と私情を挟むつもりもない。

 準決勝はDF今津佑太(4年=流通経済大柏高)が左足内転筋を痛めてメンバー外となるなど、怪我人も出ている流経大だが、試合後はその今津が「自分的には行けると思っている」と決勝へ向け意気込むなど、チームの士気は最高潮に高まっている。高校時代に示した“最強”の称号を取り戻すべく、流経大イレブンは24日の決勝のピッチに立つ。

(取材・文 児玉幸洋)●第66回全日本大学選手権(インカレ)特集

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください