自慢の高さに手応え。高川学園の185cmエース土信田は“ライバル”の後輩FWのように「点取って貢献したい」
ゲキサカ / 2018年1月1日 10時15分
[12.31 全国高校選手権1回戦 清水桜が丘高 1-1(PK3-5)高川学園高 フクアリ]
自慢の高さが全国で通用する武器であることを印象づけた。高川学園高(山口)は県予選決勝で2得点のエースストライカー、FW土信田悠生(3年)が最前線で存在感。ポゼッションを志向するチームの中で185cmFWの高さはアクセントになっていた。
前半4分にポストプレーでMF長廣洸大(3年)の左足シュートを演出。13分には空中戦で競り勝ち、PAへ抜け出したMF品部真完(2年)が決定的なシュートを打ち込んだ。空中戦で大きなアドバンテージを生み出していた土信田は自らもヘディングシュートを狙ったほか、スペースへの抜け出しからシュートを放つなど相手にとって最も嫌な存在になり続けていた。
江本孝監督が「もっとボールも動かしたかった。動かせるんじゃないかとも思っていた」と振り返ったように、チームは思い通りのサッカーが展開できた訳ではない。「自分が仕事をするのはPA」という土信田も得点に絡むことはできなかった。
それでも、指揮官はエースについて「初戦は絶対に上手くいかないのは分かっていた。自分が決めるんじゃなくても、チームを引っ張って守備したり、ポストプレーもやってくれた」と得点以外の部分を評価。土信田も静岡の強豪・清水桜が丘高相手に高さ勝負で上回ることができたゲーム後、「少しは思っていたよりはできたかなと思うので、自信にしてもっと頑張っていきたい」と語っていた。
この日は交代出場の181cmFW山本廉哉(2年)が先制ゴール。「(自分にとって)ライバル。自分がダメだったら交代させられて(山本)廉哉が出てというのがある。競い合える存在。自分は一個上で負けられないという気持ちがある」という後輩FWのゴールが刺激になっている。
高校卒業後は関東の強豪・駒澤大へ進学予定。練習参加した際に手応えを掴んだという長身ストライカーは、大学4年間を経てプロ入りすることが目標だ。まずは目の前の戦いに集中。「まずはチームで勝つことを考えて、その中で点取って貢献したいので、ゴールを貪欲に目指して頑張りたい」。高さ、献身的な守備だけでなく、ゴールでもチームの勝利に貢献する。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校選手権2017
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