初戦4発の飯島陸がATV弾!!“日程面の差”で富山一下した前橋育英、初優勝へ追い風
ゲキサカ / 2018年1月3日 21時23分
[1.3 全国高校選手権3回戦 富山一0-1前橋育英 等々力]
第96回全国高校サッカー選手権の3回戦が3日に行われ、前橋育英高(群馬)が富山一高(富山)に1-0で勝利した。5日の準々決勝では、駒沢陸上競技場で行う第2試合で米子北高(鳥取)と対戦する。
シュート数は前橋育英の8本に対し、富山一はわずかに1本。ただ内容面は互角だった。勝敗を分けた差は何だったのか。前橋育英の山田耕介監督は、「富山一が最後の方で動けなかったのは、3試合目だったから。うちは2試合目。富山一は最後足が止まる。それまでは0-0でいいよと話していた」と日程面の優位性を勝因に挙げた。
両チームは今季はともにプリンスリーグ(前橋育英は関東、富山一は北信越)を戦って1位。12月半ばに行われたプレミアリーグ参入戦まで戦った。富山一が参入戦を突破、前橋育英が昇格を逃すという結果に終わっていたが、約2週間後に開幕した選手権は富山一が12月31日の一回戦から、前橋育英が1月2日の2回戦からの登場となっていた。
2回戦から中0日で迎えた決戦。最初から緊張感のあるゲーム展開になった。富山一は2日の東福岡戦では4バックにして奇襲をしかけていたが、この日は本来の5バック。縦に速い攻撃、そして“北信越最強2トップ”と呼ばれるFW坪井清志郎(3年、徳島内定)とFW大竹将吾(3年)にボールを集めてチャンスを伺う。
しかし前半からシュートまで持ち込めていたのは前橋育英。インターハイ得点王で今大会初得点に燃えるFW榎本樹(2年)が3本、2日の初芝橋本戦で4得点を決めている背番号10のFW飯島陸(3年)が2本を前半だけで放つなど、勝利への気迫を見せた。
スコアレスで折り返した後半も均衡状態は続く。7分に富山一が坪井の落としをMF多賀啓志朗(3年)が左足で狙ってチームファーストシュートを放つが、ボールはGK湯沢拓也(3年)の正面で収まる。一方の前橋育英も同19分にFKをDF渡邊泰基(3年、新潟内定)が頭に当ててゴール前に折り返すが、誰も触ることが出来ず。同29分にはMF五十嵐理人(3年)がドリブルで持ち込んでシュートを狙ったが、GKの正面に飛んだ。
PK決着も見え始めた一戦。ただここで山田監督の言う“日程面の差”が出た。終盤戦、やや運動量の落ちた富山一に前橋育英が襲い掛かる。後半40分に飯島が抜け出して放ったシュートは、ブロックに入ったDFに当たったこともありポストを叩いたが、終了間際のアディショナルタイム3分、MF塩澤隼人(3年)のミドルシュートが相手DFに当たってこぼれると、飯島が今度はしっかり蹴り込み、勝負を決める得点を奪った。
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