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選手権決勝で浦和JY時代の仲間が対決…DF橋岡「僕もみんなに知ってもらいたい」

ゲキサカ / 2018年1月12日 7時10分

浦和ユースから昇格したDF橋岡大樹

 選手権で活躍した元チームメイトの存在が刺激になっている。浦和ユースから今季、トップチームに昇格した浦和レッズDF橋岡大樹と、8日に行われた全国高校選手権決勝で対戦した前橋育英高(群馬)のDF角田涼太朗、流通経済大柏高(千葉)のMF菊地泰智は浦和ジュニアユース時代にチームメイトとしてともに戦った旧友だ。

「ジュニアユース時代の仲間が選手権決勝に行って、いいプレーしているのを見るのは刺激になる。ライバルでもあるし、そういう仲間には負けたくない」。埼玉スタジアムに4万人を超える観衆を集めた選手権決勝でプレーする2人の姿をうらやむ気持ちがないわけではないだろう。「僕ももっとみんなに知ってもらいたいし、自分のプレーを見てほしい。いち早く埼玉スタジアムのピッチに立って、逆に大学に進む仲間に刺激を与えられれば」と、筑波大に進学する角田、流通経済大に進学する菊地に対する対抗心を隠さなかった。

 2種登録だった昨年8月30日のルヴァン杯準々決勝第1戦・C大阪戦に途中出場し、トップチームデビューを果たした橋岡は続く9月3日の同第2戦・C大阪で初先発。「ヘディングとか自分の強みと思っていた部分がプロでは勝てないということを思い知らされた」と、一足早くプロのレベルも体感し、「プロで活躍するにはもっと当たり前のようにできないといけない」と危機感も強めた。

 本職はセンターバックだが、浦和ユースではサイドバックでもプレーしていたという橋岡は目標とする選手にDF槙野智章の名前を挙げ、「センターバックもサイドバックもできる選手になれるように頑張りたい」と意気込む。「このビッグクラブの一員になれたことを誇りに思うけど、そこで活躍しないとプロになった意味がない」。そう力説する182cmのDFは「1日でも早くレギュラーをつかめるように。開幕スタメンを狙っていきたい」と堂々と誓った。

(取材・文 西山紘平)
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