「2年半後、どこの国におるか分からない」MF堂安律、進化し続ける19歳が描く未来像
ゲキサカ / 2018年2月3日 12時5分
昨年6月にG大阪からオランダのフローニンゲンへの期限付き移籍を果たしたMF堂安律。海を渡ってから半年、順風満帆な船出とはいかなかったものの、見事に苦境を脱してチームの主力へと成長した。凄まじい勢いで進化を遂げる左利きのアタッカーがオランダでの生活、そして自身が描く未来像を語った(インタビューは1月4日に実施)。
コミュニケーションも大事だけど
結果を残せばすべてが変わった
――オランダのフローニンゲンに移籍して半年が経ちましたが環境には慣れましたか。
「ピッチ内もそうですけど、ピッチ外のコミュニケーションの部分、いろいろな面で人としても成長できているので手応えを感じています」
――初の海外移籍でコミュニケーションの部分での苦労はありませんでしたか。
「他の日本人選手がどういう感じかは僕には分かりませんが、確かにコミュニケーションで苦労するとは聞いていました。そこは何とかしないといけないと思っていたけど、何とかなりました(笑)。とりあえず、自分からご飯に誘うようにしたし、チームの集まりには絶対に参加するようにしたら、自然とチームに溶け込めましたね」
――英語での会話も問題ないと?
「僕は全然話せないけど、いけてるはずです(笑)。よく一緒にいる選手がチェルシーからレンタルで来ているロンドン出身の選手(トッド・ケイン)で、そのおかげで勉強になっているし、週に2回くらいは英会話の勉強をしているので上達していると思います。ただ、通訳をつけていないし、日本人もいないので、完全に一人で寂しいときもあります。寂しくなったら絶対に誰かに電話していますもん」
――それでも新たな環境で、その輪の中に入れるのが堂安選手の持ち味ですね。
「僕も最初の1か月は家にこもるという言い方は悪いですけど、家におる時間が長かった。ただ、『このままじゃアカン』と感じたし、何か行動に変えないとと思ったら、チームメイトとご飯に行くようになったし、遊びに行くようになった。僕の家でゲームをしたりしますよ。最初は車内で2人きりで喋れないからしんどいこともあったけど、今は何とかなります」
――ピッチ上では開幕スタメンを飾りながらも、その後リーグ戦4試合出場がありませんでした。
「どうやって、この状況を変えればいいのか、どうすれば、この状況を変えられるんだろうと思いましたね。そのときに、改めて海外で活躍している日本人選手のすごさを実感した。出られないときに頑張ってきたからこその活躍なんやろなって感じたので、僕も腐らずにやろうと思った」
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