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「2年半後、どこの国におるか分からない」MF堂安律、進化し続ける19歳が描く未来像

ゲキサカ / 2018年2月3日 12時5分

――その間、エルネスト・ファベル監督とのコミュニケーションは?
「2戦目のアヤックス戦で先発を外されたときに監督のところに行ったら、『守備の戦術だ』と言われましたが、正直納得はしていなかった。ただ、1戦目の自分の出来が良ければ使われていたやろうから、『俺のせいや』と言い聞かせ、そこを言い訳にせずにトレーニングに励もうと思った。コミュニケーションはそんなに苦労しなかったけど、監督に自分の意見をうまく伝えることは難しかったですね。ドイツに住んでいて英語を話せる代理人に『この日に来てほしい』と伝えて、監督と話しをすることもあったけど、細かい部分まで伝える難しさはかなりありました」

――苦しい状況を脱するために意識したことは。
「とにかく練習しました。もちろん、コミュニケーションも大事だけど、結局ピッチ内でのプレーが一番だと思ったので、プレーで黙らせる覚悟を持って毎回の練習に参加していた。一番最後にピッチを後に出るようにして練習しまくったし、とにかく点を取ったら、何かが変わると思ったので、シュート練習もかなりした。あの時期が一番練習しましたよ、ホンマに小学生の気分に戻ったようにボールを蹴りました」

――そして、ピッチ上で結果を残し始めます。
「ピッチ外のコミュニケーションも大事だけど、結局はピッチ内での結果が重要で、それなんやろうなと感じた。試合に出続けることで徐々にチームメイトの信頼を感じられるようになって、今ではかなりパスも集まるようになってきたなというところです。海外でプレーするのに何が一番大事かはホンマに分からないけど、結果を残せばすべてが変わったという感覚が僕にはあって、すごく速いスピードでチームメイトとの距離が縮まったと感じています」

――トップリーグでここまで試合に絡むのは初めてです。
「ガンバにいるときにJ1リーグで出た試合数(15年2試合、16年3試合、17年10試合の計15試合)と、フローニンゲンで出た試合数(リーグ戦13試合、カップ戦2試合の計15試合)が並んだし、去年はガンバでの半年で4点(リーグ戦3点、ACL1点)を取って、フローニンゲンでも4点(リーグ戦3点、カップ戦1点)を取っているので、すごく濃い半年やったなと思います」

活躍して早く上に行かないと
ホンマ危機感になっている

――試合に出続けることで、今までとは違う成長も感じると思います。
「僕は試合に出ないと意味がないと思っていたので、この若さでオランダという地を選んだのもそういう理由でした。そして、すごく意味のある出場機会を得られたと思う。コンディションの作り方とかは、今までハードに試合をこなしていなかったので難しさもあったけど、どうしたらいいのかを試行錯誤しながら、うまくできた半年間だったと思います」

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