『3.11』からまもなく7年…Jリーグは今季も募金活動を実施、「決して忘れない」きっかけに

2011年4月23日、再開初戦に臨んだベガルタ仙台サポーター

　2018年3月11日、東日本大震災の発生から丸7年を迎える。Jリーグは同日、J1リーグ1試合、J2リーグ8試合、J3リーグ4試合を開催。この週末を中心に『TEAM AS ONE募金』などの支援活動も予定されており、あらためて被災地に想いを寄せる契機としたいところだ。

　7年前の3月11日14時46分、宮城県沖を震源とするM9.0の大地震が発生。最大10m以上の大津波が東北地方の太平洋側沿岸を襲い、死者・行方不明者18000人以上、建築物被害40万戸という未曾有の被害を及ぼした。原発事故の影響もあり、現在でも12万人以上の人々が避難生活を送っているとされている。

　年を追うごとに被災地の復興は進んでいる一方、被災地への関心が薄れつつあるという課題も指摘されており、依然として支援が必要な状況は残されている。サッカー界では、Jリーグが震災発生直後に『TEAM AS ONE募金』を発足。川崎フロンターレが独自に実施する『Mind-1ニッポンプロジェクト基金』などとともに、スポーツ界の先頭に立った支援活動が続いている。

　今季も「決して忘れない」という決意を押し出し、富士ゼロックス杯が行われた2月10日から4月にかけて、Jリーグ全54クラブが募金活動を予定。昨年4月には『熊本・大分地震』も発生し、こちらも依然として復興途上にある。支援活動を一過性のものとしないためにも、節目の日を前向きなきっかけとしたいところだ。

各クラブの募金予定は以下のとおり

▼J1
札幌:3/10(vs清水、札幌ド)
仙台:3/10(vs神戸、ユアスタ)
鹿島:3/10(vs広島、カシマ)
浦和:3/4(vs広島、埼玉)、3/18(vs横浜FM、埼玉)
柏:3/10(vsC大阪、三協F柏)
FC東京:3/3(vs仙台、味スタ)、3/18(vs湘南、味スタ)、3/31(vsG大阪、味スタ)
川崎F:3/10(vsG大阪、等々力)、3/11(川崎市内各駅)
横浜FM:3/10(vs鳥栖、ニッパツ)、3/14(vs仙台、ニッパツ)
湘南:3/11(vs名古屋、BMWス)
清水:2/25(vs鹿島、アイスタ)
磐田:3/10(vsFC東京、ヤマハ)
名古屋:3/18(vs川崎F、豊田)
G大阪:3/18(vs柏、吹田S)
C大阪:3/2(vs札幌、金鳥スタ)
神戸:3/7(vs長崎、ノエスタ)
広島:3/14(vs名古屋、Eスタ)、3/18(vs磐田、Eスタ)、4/4(vs浦和、Eスタ)、4/11(vs横浜FM、Eスタ)
鳥栖:3/18(vs鹿島、ベアスタ)
長崎:調整中