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代表選考で明暗分かれるもイベントで共演…中島が宇佐美、武藤にエール

ゲキサカ / 2018年5月21日 13時23分

アディダスのイベントに出席したFW中島翔哉、MF宇佐美貴史、FW川又堅碁

 アディダスの新スプリントスパイク発表会「ADIDAS WORLD CUP DAY 2018」が20日、都内で開催され、30日のガーナ戦(日産ス)に臨む日本代表に選出されたMF宇佐美貴史(デュッセルドルフ)、FW武藤嘉紀(マインツ)、選外となったFW中島翔哉(ポルティモネンセ)、FW川又堅碁(磐田)が出席し、イベントで共演した。

 “スプリント”をテーマにしたトークセッションでは日本と世界との違いについて話題が及び、「ドイツは“ここ”っていうときのスピードと迫力がすごい。ショートカウンターの破壊力はえぐい」と指摘する宇佐美はアウクスブルク時代の昨年2月17日に行われたレバークーゼン戦に言及。自身がボールを失った流れからカウンターで先制点を許し、これがブンデスリーガ通算5万ゴール目のメモリアル弾となったことについて「(ショートカウンターで)押し寄せてくる感じは恐怖心を覚えるぐらい。僕のロストから5万ゴールを生み出してしまった」と苦笑いで振り返った。

 武藤は海外の選手が持つゴールへの貪欲さに触れ、「特に感じたのはPK。僕が取ったPKでも、(チームメイトが)ボールを離さないし、(自分を)無視してペナルティースポットにボールを置く」と、実際に試合で起きた“事件”を明かした。「大喧嘩になって、4人ぐらい監督の部屋に呼ばれて、そこからPKを蹴る選手は固定になった。破ったら罰則。それぐらい点を取ることに貪欲だし、その貪欲さは日本人に欠けている」と指摘。これには宇佐美も「(原口)元気くんも『俺が(PKを)蹴るって10回言ったけど、(チームメイトに)11回言われて仕方なく譲ったと言っていた」と同意した。

 トークセッションでは3月27日にベルギーのリエージュで行われたウクライナ戦でのエピソードも明かされた。途中出場した中島は後半アディショナルタイムにPA左手前の位置でFKを獲得。ベンチからは宇佐美が蹴るように指示が飛んでいたが、宇佐美は「『なんか言ってるけど、どうする?』って聞いたら『関係ないですね』って。『いいね。行け』って」と、中島にキッカーを譲ったのだという。

 A代表初選出となったベルギー遠征で存在感を見せた中島だが、18日に発表された日本代表メンバー27人には選出されなかった。一方、W杯最終候補に残った宇佐美は「しっかりW杯に行けるように頑張っていきたい」と話し、昨年10月以来の代表復帰となった武藤も「長らく代表に貢献できていなかった。ここでしっかり点を取って、日本の助けになるように、チームのために泥臭く頑張りたい」とコメント。そんな中でも落選のショックを見せずにイベントをこなした中島は「2人にはW杯に行ってもらって、面白いサッカーを見せてほしい」とエールを送った。

(取材・文 西山紘平)
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