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エース負傷交代も怯まず。走り勝つ力と選手層の厚さ示した綾羽が昨年決勝のリベンジ:滋賀

ゲキサカ / 2018年6月1日 21時34分

 延長前半6分、近江はMF池田海翔(2年)が右足ミドルを打ち込む。対する綾羽は7分、左サイドからMF廣瀬勇輝(2年)が鋭い仕掛けで切れ込む。これは近江CBが対応してボールを奪ったが、これに綾羽の廣瀬とFW小林真渡(2年)が猛然とプレス。逃げ場を失った近江の半端なクリアを狙っていたFW中井康貴(3年)が、右足で待望の先制点を流し込んだ。

 廣瀬、小林、中井はいずれも交代出場の選手。今年の綾羽はチーム作りが遅れたこともあり、メンバーを固定せずに色々な選手がチャンスを得る中で、「結果的に層が厚くなった」と岸本監督は説明する。ベンチスタートの選手たちが先発組と変わらないパフォーマンスを見せ、また「自分たちは走ってきた自信があって、走り勝つというところで自分たちは負けていない」(松本)という部分も発揮。近江も諦めずに反撃したが、最後まで落ちなかった運動量に加え、冷静に相手の攻撃に対応していたGK岩本彪真(3年)ら後方の安定感も光った綾羽がリベンジを達成した。

 岸本監督は「戦いながら成長させてもらっている」と語り、「結果がどうなるかは別にして、必ず次の一戦はいい経験になる」と選手たちがさらに成長する環境を得たことを喜ぶ。もちろん、選手たちの目標は決勝も勝利してさらに成長する機会を得ること。浦山は「自分たちは受けて立つチームではない。チャレンジャーとしてやればやってきたことは自分たちの方が自信がある。全力を出して全国行きたい」と力を込めた。近江を乗り越えた綾羽が、昨秋の選手権予選準決勝で敗れている草津東にも雪辱して頂点に立つ。

(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2018

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