三浦学苑が0-4のリベンジ!初出場初優勝した12年以来となる全国へ!!:神奈川
ゲキサカ / 2018年6月17日 7時24分
そして、前線で攻守によく走り続けていた川上と俊足FWウォー・モハメッド(3年)の2トップがボールを収めて押し返す。東海大相模は18分、縦パスからPAで切り返した横山が相手ハンドを誘ってPKを獲得。これを中山が右足で決めて1点差とすると、23分には中山が右サイド後方から蹴ったFKがゴール前に抜ける。これを千島が左足で押し込もうとするが、三浦学苑GK浅岡が反応して同点を阻止する。
中山も指摘していたが、ビハインドを取り戻そうとするあまり、東海大相模は普段よりも個人プレーが増えてしまっていた。逆に右SB青山樹(3年)、左SB松永拓巳(3年)が相手サイドアタッカーの仕掛けに食らいつき、局面で数的優位を作りながら守った三浦学苑は33分以降、カウンターから川上が三度決定的なシュートまで持ち込んで見せる。
三浦学苑は枝村監督の「(相手の攻撃よりも)速く準備して、スピードダウンさせること」「粘り強く守りながらカウンターを狙うこと」を徹底。指揮官も「選手が粘り強くやってくれました」と評した三浦学苑が東海大相模にトーナメント戦での雪辱を果たし、初出場初優勝を果たした12年以来となるインターハイ出場を決めた。
枝村監督によると、関東大会予選の成績や個性的な面、学年カラーが赤である部分など6年前と共通点も多いという今年のチーム。池崎は「(全国大会は)優勝しか考えていない」と語り、能勢も「全国制覇という目標を掲げて、まず1勝目を狙ってそこから勝ち上がっていきたいです」と意気込んだ。静岡学園高や立正大淞南高、武南高など伝統校連破して“三浦旋風”を巻き起こした6年前。当時とチームカラーは異なるが、粘り強く戦い抜く力を持つ三浦学苑が今夏、全員で全国に挑戦する。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2018
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