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目標は選手権の8強超え、日本一。明秀日立が雨中の茨城頂上決戦制す!!

ゲキサカ / 2018年6月20日 22時9分

 明秀日立は「後ろのバランスが崩れることが嫌だった」(萬場努監督)という理由で4バックへ移行。激しい雨の中、攻撃面の良さを出すよりも失点のリスクを消す戦いを選択する。鹿島学園は佐藤やGKキージェームス・ノブマサ(3年)を中心に相手の攻撃を跳ね返すと、右SB池田彪真(3年)の攻め上がりやFW磯部直也(3年)の抜け出しから反撃。後半15分にはMF橋口永羽(3年)の右アーリークロスに磯部が飛び込むが、わずかに合わせることができない。

 明秀日立は抜群の高さを見せる高嶋を中心とした4バックが強固。また成島がスペースへのボールを広範囲にカバーするなど鹿島学園につけ入る隙を与えない。そしてセットプレーの数を増やし、右サイドで入れ替わった森本の決定的なクロスなどで2点目を狙う。終盤、相手のミスに乗じてチャンスを作った明秀日立は40分、前線で鎌上が競り勝つと、交代出場の津村が右足シュートを右隅に決めて2-0。鹿島学園は終了間際に金原が放った左足FKもGK木村に止められ、シュート計4本で無得点に終わった。

 茨城2冠を達成した明秀日立の目標は選手権での8強を越えて日本一だ。高嶋は「1か月、2か月前から土日に続けて練習試合をしたり、インターハイの全国大会を想定してやってきた。(目標は)日本一です」と力を込める。3連戦から休養日1日を挟んで準々決勝、準決勝、決勝が3連戦で行われるインターハイを想定したスケジュールを組み入れて強化。守備ブロックの安定感、迫力のある攻撃に加え、「日替わりで誰が出てもというところは意識しています」(萬場監督)という選手層の厚さで目標に本気で挑戦する。
 
 森本は「去年全国ベスト8という目標で一年間やってきて達成できた。そこを越すというのは言っていて、そうしたらもう日本一だろうと。インターハイから日本一を狙っていく」と語り、成島は「自分たちの目標は日本一になることなので、それへ向けて全員でチャレンジしていきたい」と宣言。2-0で快勝した決勝も圧倒できなかったことを悔しがるなど、意識高い明秀日立が全国で再び躍進を遂げる。

(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2018

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