[MOM2552]矢板中央DF後藤裕二(3年)_指揮官認める「キレキレ」のSB、1対1の強さ見せつけてゴールも
ゲキサカ / 2018年6月21日 21時27分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.21 総体栃木県予選決勝 矢板中央高 3-0 佐野日大高 さくらスタジアム]
「キレキレです。チームにとって欠かせないです」。矢板中央高の高橋健二監督は3-0で快勝したインターハイ予選決勝の試合後、右サイドで躍動したCB後藤裕二(3年)について嬉しそうに語っていた。
攻守に存在感を放つ選手が並ぶ矢板中央の中で、右SBの後藤は特別目立つ存在ではないかもしれない。だが、昨年から右SBのポジションを任されているDFのレベルは高い。この日は自信を持っている1対1の強さを攻守において披露。特に守備面では右サイドに穴を開けることなく、的確なカバーリングでも効いていた。
そして攻撃面では、序盤こそシンプルな攻撃を狙うチームの中でオーバーラップを自制していたが、前半終盤にかけてグイグイと前へ。「一番は得点獲りたいなと思って、ゴール前に入って行っています」というSBは34分にFW望月謙(3年)のスルーパスから決定的な右足シュート。さらに37分にはFW飯島翼(3年)とのコンビネーションで右サイドを抜け出し、決定的なクロスを放った。
2-0の後半35分には右タッチライン際から飯島へ斜めのパス。飯島が足裏でスペースへはたくと、スピードに乗ったままPAへ侵入した後藤がゴール方向へボールを蹴り込む。これがそのままゴール左隅に決まり、勝利を決定づける3点目。本人はゴール前に走り込んだFW大塚尋斗(3年)に合わせようとしたことを素直に明かしていたが、彼が右サイドを勢いよく打開し、相手の守りを混乱させたことで生まれたゴールだったことは間違いない。
後藤は自分の武器について「対人の強さ。1対1強ければ相手はチャンス作れないし、攻撃の時にサイド高い位置で抜けばチャンスも作れる。そういうところで対人は自分の強みにしている」と説明する。
目標とするSBは、攻撃面ではブラジル代表の左DFマルセロで、守備面はイングランド代表の右DFカイル・ウォーカー。「カイル・ウォーカーは対人プレー凄く強いんでそこが魅力。マルセロは攻撃のアイディアがあって、得点も取れるので目標にしています」。日本一を目指すチームの中、個人としても全国トップラスの相手に負けたくないと言い切るSBがインターハイをきっかけに飛躍を遂げる。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2018
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