F・トーレス加入に沸く鳥栖は湘南とドロー、降格圏で新エース合流を待つ
ゲキサカ / 2018年7月18日 23時37分
[7.18 J1第16節 湘南1-1鳥栖 BMWス]
J1リーグは18日、ロシアW杯による中断期間から明け、第16節を各地で行った。シーズン途中の大型補強に乗り出したサガン鳥栖は湘南ベルマーレと敵地で対戦。1-1のドローで勝ち点14にとどまり、自動降格圏17位から脱出することはできなかった。
鳥栖は今夏、元スペイン代表FWフェルナンド・トーレス、元日本代表FW豊田陽平をそろって補強した。しかし、登録ウインドーが開くのは週末になるため今節はメンバー外。前線にはFW池田圭、FW小野裕二を並べた。
一方の湘南は前節磐田戦の後半アディショナルタイムに登場した19歳MF金子大毅がJリーグ初先発。U-19日本代表としてロシア入りしたMF齊藤未月、金子とは市立船橋高で同級生だったDF杉岡大暉の10代選手3人がスタメンに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]
おなじみの3-4-2-1を採用する湘南に対し、鳥栖は4-3-1-2のシステムで臨んだ。アンカーにMF高橋秀人、トップ下にMF高橋義希が入り、脇をMF原川力とMF福田晃斗が固める形。立ち上がりはサイドに幅を広くを取って攻めたい湘南の攻撃を中央で寸断していた。
だが、徐々に湘南の両ウイングがサイドを突破する場面が出てくる。前半18分には、齊藤のパスを受けたMF岡本拓也が右を突破し、クロスはファーサイドのMF高橋諒のもとへ。再度のクロスは相手守備陣に跳ね返されたが、こぼれ球を金子がダイレクトで狙った。
鳥栖も密集攻撃でペースを取り戻すと、終盤にビッグチャンスを迎える。前半45分、敵陣でのボール奪取からDF吉田豊が左再度を突破し、低く鋭いアーリークロスを配給。ファーで高橋秀が折り返し、小野が頭で押し込んだが、惜しくもオフサイドに終わった。
スコアレスで折り返した後半開始時、湘南のチョウ・キジェ監督は金子に代わってDF大野和成を左ストッパーに投入。齊藤が中盤中央の位置に入ると、杉岡が左ウイングバック、高橋諒が左シャドーへ、ポジションを一列ずつ前に移した。
すると直後の後半3分、すぐに試合が動いた。右サイドをDF坂圭祐が駆け上がると、アーリークロスに反応したのは高橋諒。回転しながらのヒールキックで華麗に流し込み、ついに均衡が破られた。ハーフタイムの交代がさっそく的中した形となった。
負けじと鳥栖も後半4分、原川の長距離スルーパスに福田が飛び出したが、1対1で迎えた右足シュートはGK秋元陽太がビッグセーブ。同11分には、小野のクロスからチャンスをつくるも、高橋秀のヘディングシュートは秋元が難なくキャッチした。
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