[アミノ]ターンオーバー駆使した法政大が狙い通りの初優勝、関東王者として大臣杯連覇目指す
ゲキサカ / 2018年7月23日 19時48分
[7.22 アミノバイタル杯 法政大2-1明治学院大 味フィ西]
アミノバイタル杯2018の決勝が22日行われ、法政大が明治学院大を2-1で下して初優勝を飾った。
史上初、東京都1部リーグ所属チームの決勝進出となった、「アミノバイタル」杯2018 第7回関東大学サッカートーナメント大会。1回戦で昨年度関東リーグ王者・筑波大を下し、以降、東洋大、早稲田大、明治大と関東1部4校を下し、ついに決勝の場に進出したのは明治学院大。対するは、昨年度総理大臣杯チャンピオンの法政大。総理大臣杯では常に上位につけているが、意外にもこの大会では3位どまりで決勝進出は今回が初めてとなる。どちらが勝っても初優勝という、フレッシュな一戦。明学大の“ジャイキリ”が優勝という結果で終わるのか、U-21代表FW上田綺世(2年=鹿島学園高)擁する法政大がタイトルを手にするのか。多くの観客が固唾をのんで見守る中、キックオフの笛が鳴った。
序盤は、法政大が“関東1部”の実力を見せつけた。準決勝の駒澤大戦からスタメン7人を入れ替え、エース・上田を先発させるなど万全の状態で臨んだ法大は、立ち上がりからMF紺野和也(3年=武南高)、MF田中和樹(1年=浦和学院高)の両サイドが積極的にドリブルで突破。すばやいパスワークとたたみかけるような攻撃で、明学大を圧倒する。
「多くの観客がいる中での緊張や、試合に懸ける意気込みが空回りしてしまった」(鈴木修人監督)という明学大だったが、前半20分をすぎると次第に落ち着きを見せ、法大からボールを奪取。鋭いカウンターから反撃を開始する。両者、激しくボールを奪い合う展開が続くが、両GK、吉田舜(4年=前橋育英高)、松田健太郎(4年=習志野高)の活躍もあり、ゴールまではいたらなかった。
このままスコアレスで折り返すかと思われたが、アディショナルタイムに試合は動いた。明学大は45分、中盤のDF原川凌太朗(1年=桐蔭学園高)が競り合いの中で負傷し、急遽、MF鳥谷部嵩也(4年=桐蔭学園高)が交代出場することとなった。鳥谷部はピッチに送り出されるやいなや鋭いドリブルでチャンスを演出。前半も終わろうかと45+6分には、FW土屋真輝(3年=甲府U-18)からのパスを受けた鳥谷部がドリブルで突破をはかり、PA内に抜け出したMF武田義臣(1年=実践学園高)へとパス。この武田が倒されて、明学大がPKを獲得した。このチャンスに、DF新井博人(4年=桐蔭学園高)が冷静にキックを沈め、明学大が先制した。
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