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「ミラクル」「まるで選手権」。後半残り1分から大逆転の桐光学園が市立船橋破り、U-16全国王手!

ゲキサカ / 2018年9月3日 10時22分

後半アディショナルタイム、桐光学園高MF栗原祥太が劇的な決勝ゴールを喜ぶ

[9.2 U-16全国交流大会関東プレーオフ1回戦 市立船橋高 1-2 桐光学園高 時之栖うさぎ島G]

 12月に静岡県内で開催されるU-16全国交流大会への出場権を懸けた関東プレーオフ1回戦が2日に行われた。「2018 Rookie League」A Group3位の市立船橋高(千葉)と同B Group1位の桐光学園高(神奈川)が激突。後半終了1分前からの2ゴールによって逆転した桐光学園が2-1で勝ち、A Group2位・帝京三高(山梨)とのプレーオフ決勝へ進出した。

「ミラクル」「まるで選手権のようなゲーム」という声も挙がるほどの激闘、大逆転劇だった。雷雨の影響で試合開始が予定よりも15分間遅れ、45分ハーフから40分ハーフに短縮された試合は前半38分、MF伊藤空斗の右CKからファーサイドのCB木村哲大が豪快なヘディングシュートを決めて市立船橋が先制。雨の止んだ後半も1-0のまま試合を進めた。大会規定により、引き分けた場合は上位リーグのA Groupに所属する市立船橋が決勝進出。桐光学園は2点以上を奪い、勝利なければ敗退となるところだった。

 雨が止んだ後もピッチには水が溜まり、普段通りにパスを繋いだり、ドリブルすることができない悪コンディション。桐光学園は奪ったボールを浮き球で前線に入れようとするが、市立船橋は守備への切り替えの速さが素晴らしく、一瞬で桐光学園の出し手との距離を詰め、懸命に足を伸ばしてボールを身体に当ててしまう。

 桐光学園は後半、セットプレーから決定的なシーンを迎えるも、市立船橋のゴール前での集中力は高く、PAでシュートを打つことができない。逆に市立船橋は最前線のFW塚田祐悟を活用した攻撃や空いたスペースを的確に突く攻撃でチャンスを連発。だが、33分に抜け出したFW加藤想音が桐光学園GK北村公平に1対1を止められてしまうなど2点目を奪うことができない。

 存在感のあったGK北村やフィジカル面と競り合いに強いアメリカ系CB荒井ジュリアン海都、CB國島康介中心に1点差のまま我慢強く戦った桐光学園が、劇的な2発で試合をひっくり返す。後半39分、桐光学園は左スローインからDF友永光駿のクロスがニアの左SB前川壮太の足元に入る。前川が縦へ持ち込んでから上げたクロスをGKとDFの間に入り込んだMF新井大智がヘディングシュート。「前半のセットプレーの時に自分がマーク外して失点してしまったので取り戻したかった。自分は入学前に怪我して出遅れていて、みんながここまでルーキーリーグで頑張ってくれた。みんなの気持ちも背負ってやらなきゃという気持ちがあった」という新井大のゴールで同点に追いついた。

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