ルヴァン杯で活躍のMF中山が貫禄の2G1A!東海大相模が繋いで、崩して湘南に逆転勝ち!
ゲキサカ / 2018年9月22日 22時26分
[9.22 選手権神奈川県予選2次2回戦 東海大相模高 3-2 湘南高 かもめパーク]
第97回全国高校サッカー選手権神奈川県予選は22日、2次予選2回戦1日目を行った。関東大会予選優勝校の東海大相模高と伝統校・湘南高との一戦は、東海大相模が甲府内定MF中山陸(3年)の2得点1アシストの活躍などによって3-2で逆転勝ち。10月20日に行われる3回戦へ進出した。
東海大相模は甲府の特別指定選手としてルヴァンカップ準々決勝(対柏)2試合に先発出場し、第1戦でゴールも決めている中山が違いを見せるプレー。相手の堅い守りに苦しんだものの、有馬信二監督が「蹴って行かせたくない。繋いで崩して全国に行かせたい」というチームは中山や有馬監督の息子であるMF有馬和希主将(3年)、10番MF中島優太(3年)を中心としたショートパスとドリブルで湘南を攻略した。
立ち上がり、東海大相模は立て続けにチャンスを作ったが、1年生GK開發淳のファインセーブにあうなど湘南にしのがれてしまう。湘南は自陣でコンパクトな守備ブロックを形成。多くの時間帯で東海大相模にボールを握られたが、DFラインで繋がれることは気にせず、スイッチ役の中山、有馬封じを徹底する。FWやMF榮田大(3年)が厳しく挟み込んで相手のキーマンに自由を許さない。
東海大相模は中山のサイドチェンジや中島のドリブル、クロスなどからゴールに迫ったが、湘南はCB山内涼太郎(3年)とCB鈴木康正(3年)中心にゴール前で集中した守りを続ける。その湘南はリスクを回避しながらも、良い形でボールを奪った際には前線で奮闘するFW吉田知史(3年)やハイサイドへの配球から速攻。すると、21分に先制点を奪う。右MF神山歩夢(3年)が中へ切れ込んで放った左足シュートで獲得した左CKを10番MF英翔太(3年)が蹴り込むと、ファーサイドの山内が豪快なヘディングシュートでゴールに叩き込んだ。
180cm級の選手4人を擁した湘南は、立ち上がりから見せていた空中戦での強みを相手ゴール前でも発揮してリードを奪った。対する東海大相模はサイドを活用しながらシュートシーンを作り出すが、湘南GK開發がファインセーブを連発。逆に湘南にサイドを崩されてピンチを迎えるなど、前半は0-1のまま折り返すことになった。
それでもハーフタイムに有馬監督から「スペースがあったらドリブルで行くこと」「DFが食いついてきたら当てないで繋いで崩すこと」を指示された東海大相模は後半7分、右スローインからPAで縦に仕掛けた右SB島田惇広(2年)がPKを獲得。これを中山が左に決めて同点に追いつくと、11分には右中間でのワンツーからFW吉田浩太(3年)、中島と繋いで最後はPAで右へ持ち出してシュートコースを作った中山が、角度のない位置から右足シュートを決めて逆転した。
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