1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

スパイクマイスターKoheiがアディダス『COPA 19』のテクノロジーを徹底解説!フュージョンスキンって何?

ゲキサカ / 2018年11月13日 15時10分

スパイクマイスターKoheiがアディダス『COPA 19』のテクノロジーを徹底解説!フュージョンスキンって何?

 アディダスは9日、しなやかなボールタッチを求めるプレーヤーへ向けた新スパイク『COPA(コパ)19』を発表した。類まれなテクニック、スピードでディフェンスラインを切り裂き、高精度のシュートでゴールを量産するFWパウロ・ディバラ(ユベントス)や、両足から繰り出す正確無比なパスと広い視野でゲームを組み立てるMFトニ・クロース(レアル・マドリー)など、その他多数のアディダス契約選手が着用する『コパ19』。同日、ミラノで開かれたローンチイベントで、実際に製品に触れ、デーブ・スレース(デザインディレクター)ら開発者に取材を敢行。最新のマテリアル、最先端テクノロジーが取り入れられた『コパ19』の主要機能から細部に至るまで、その本質に迫る。

 1982年のスペインW杯に合わせて登場した、アディダスのロングセラースパイク『コパムンディアル』。アッパー全体にカンガルーレザーを採用し、足なじみの良さと心地よいフィット感をもたらしてくれるアディダスの名品スパイクだ。1982年のスペインW杯でも当時の選手たちがこぞって着用し、今でも世界中のサッカープレーヤーたちから愛されているというのは“フィット、履き心地”という面において優れているというなによりの証拠である。その『コパムンディアル』を最新テクノロジーで進化させ、現代のフィッティングスパイクとして登場したのが『コパ』の成り立ちである。これまで2017年モデルの『コパ17』、2018年モデルの『コパ18』がリリースされてきたが、今回、2019年モデルである『コパ19』で機能性や素材などがフルモデルチェンジし、まったく新しい革新的なレザースパイクに進化している。

 革新性の一番のポイントは“フュージョンスキン”だ。独自の加工を施したプレミアムカンガルーレザーとニット素材をシームレスに融合させた新たなテクノロジー「フュージョンスキン」をアディダスのサッカースパイクとしては史上初めて採用。シームレスとは“継ぎ目のない状態”のことを意味し、その言葉通り、アッパーに繋ぎ目がないような作りになっていて、カンガルーレザーとニットがシームレスに一体となって構成されているのが一目で分かるデザインになっている。従来のモデルでもカンガルーレザーやニット素材が採用されていたが、カンガルーレザーとニットの繋ぎ目はむき出しだった。だが、『コパ19』は違う。カンガルーレザーとニット素材をシームレスに融合させたことで視覚的にアッパー全体が完全一体化しているのがすぐさま分かるデザインになっているのはもちろん、デザイン性だけではなく実際に履いたときにカンガルーレザーとニットの境目がまるで分からない足入れ感になっている。従来のスパイクではアッパーの繋ぎ目の硬さや段差がフィット性や履き心地にちょっとした違和感を及ぼす原因となりえたが、『コパ19』ではフュージョンスキンを採用したことによって、アッパーの繋ぎ目自体を極力なくしながらカンガルーレザーとニットの両方の柔らかさが一体となり、その相乗効果で今までにない抜群のフィット感・足なじみを生み出すことを可能にしている。これは現代のサッカースパイクにおいて“フィッティング革命”だと言えるだろう。圧倒的な柔らかさがあり、シームレス。従来のスパイクでは履いていくうちにアッパーを足になじませていくのが一般的だったが、『コパ19』では履きならしいらずで、新品の状態でも試合ですぐ使えるほどの柔らかさを実現し、足全体をジャストすぎるほどに包み込む “鬼フィット”をもたらしてくれる最先端のアッパーに仕上がっている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください