0-5の完敗で“引退”も…瀬戸内DF大西健太「悔しかったけど楽しかった」
ゲキサカ / 2019年1月13日 1時21分
初めての選手権でベスト4進出の躍進を見せた。準決勝で流経大柏に0-5の完敗を喫して大会から姿を消すことになった瀬戸内高(広島)だが、DF大西健太(3年)は「悔しかったけど、楽しかった」と充実した表情を見せた。
「県予選で勝てたことが本当に嬉しかった」。初めてつかんだ選手権への切符。初戦となった2回戦・都市大塩尻を1-0で制すと、「初戦に勝って良い波に乗れた」と岡山学芸館、日本航空を下して準決勝まで辿り着いた。
しかし、準決勝・流経大柏戦では前半4分に失点して「自分たちの弱いところが出たと思う」と同10分にもゴールを許してリードを2点差に広げられる。そして、同42分に大西は超高校級のプレーを目の当たりにする。流経大柏が左サイドからクロスを送ると、ファーサイドで待ち構える大西までボールが到達しそうになる。
「クリアできるかなと思った」瞬間、飛び込んできたのが鹿島内定DF関川郁万(3年)だった。「後ろから来ると分かっていなかった。あれはえぐかった」と苦笑するほどの高い打点から放たれたヘディングシュートでネットを揺らされ、3点目を献上してしまった。
「何が起きたのか分からないくらい。オーロラビジョンでリプレーを見たら、後ろから来ていたので参りました。ゴール前の気迫だったり、シンプルにデカくて強くて、ジャンプ力もあって、すべてが上の選手でした」
試合には0-5の完敗を喫し、試合終了のホイッスルが鳴った瞬間は「本当に悔しかった」と悔しさを滲ませつつも、「日本の高校のトップレベルと対戦できたのは嬉しかった。観客もすごくて、楽しかった」と振り返る。
「全部の試合で引退が懸かっていたし、勝ち負けもあるけど、楽しもうとやってこれた。すごく良い大会だった」。頂点にたどり着くことはできなかったが、得たものは多い。「自分たちの弱さを感じられたし、自分よりも上の選手がたくさんいた。この経験を今後につなげていきたい」と胸を張って答えた。
(取材・文 折戸岳彦)
●【特設】高校選手権2018
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